★★朗報★★|新薬「レカネマブ」の最新情報ついて解説!副作用や注意点は?
こんにちは。大阪介護転職ネットです。
今回は、アルツハイマー病の治療薬として開発された新薬「レカネマブ」について、最新の情報をお伝えします。
前回の記事では、レカネマブの特徴や具体的な作用、投与可能な対象者などを詳しく解説しました。認知症の種類にも触れており、原因や症状の違いを分かりやすくまとめています。
まだ読まれていない方は、こちらを先にご覧ください。
⇒認知症が治る?介護者の負担を軽減させる新薬「レカネマブ」を徹底解説
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
新薬「レカネマブ」とは
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
はじめに、新薬レカネマブについて、少しだけ簡単におさらいをしますね。
レカネマブとは、アルツハイマー病の治療薬のことで、アルツハイマー病の原因とされる、アミロイドβというタンパク質の蓄積を抑制する作用があります。
認知症に関して、病気の原因に直接アプローチを図る治療薬は“世界初”ということもあり、メディアなどで多くの注目を浴び、話題となりました。
そして、新薬レカネマブは、昨年の2023年12月20日。販売承認申請の承認を経て、日本国内での発売が開始されました。一般販売は、アメリカに次いで2か国目となります。
では実際に、レカネマブの投与に至るまで、どのような注意が必要でしょうか。通院時の詳細や、副作用についてご説明します。
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
レカネマブ投与の対象者
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
レカネマブが投与できるひとは限られており、対象者は、アルツハイマー病による軽度認知障害、または軽度認知症と診断をされた方のみ適用されます。
つまり、既に中度や高度の認知症を患っている方には投与できません。
専門医によると、実際の投与対象者は「認知症患者の1割未満」ともいわれています。そのため、早期の段階から受診をし、治療を進めていくことが重要です。
また、レカネマブを使用した治療ができる病院も、現在ではまだ十分に確保できていないため、数が限られているそうです。
日本では、岩手県の孝仁病院をはじめとし、東京都健康長寿医療センターや国立長寿医療研究センターなどで「PET-CT」といった、専用の検査機械を導入しています。
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
治療における副作用
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
レカネマブを投与されたほとんどの患者は無症状ですが、まれに、初期段階で副作用を発症するケースもあります。
通常は時間とともに回復しますが、臨床試験にて、脳が腫れて浮腫んだ状態になったり、僅かに脳出血が起きたり、何らかの副作用が発生したという報告がありました。
そのため、レカネマブの使用を判断する際は、これらの症状を考慮したほうがよいでしょう。
また、治療のスケジュールとしては、体重1キロに対して10ミリグラムを2週間に一度、約一時間ほどかけて点滴します。治療期間は、原則1年半。実際に治療を進めていく際には、医師との綿密な相談で決定します。
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
投与にかかる費用
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
レカネマブの治療費は、例えば体重が50キロの患者の場合、年間で約298万円くらいかかります。
しかし、保険が適用されるため、実際の患者の自己負担額は1~3割となるでしょう。状況によっては、高額医療費制度の利用でさらに負担額が減る可能性もあります。
(患者の体重や所得に応じて変動するため、詳しくは医療機関にお問い合わせください)
今年の夏から秋頃あたりには、恐らく3か国目となる中国で、レカネマブが販売される予定です。アジアやヨーロッパなど、エーザイは、多くの国や地域で承認申請を行っています。
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
まとめ
・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・
昨年の12月より、日本でレカネマブの販売が開始されてから、もう既に投与者は数名いらっしゃいます。
現段階では、ごく一部の認知症患者にしか投与できません。しかし、将来的に投与が可能な対象者を増やしていけば、多くのひとたちが豊かになるのではないでしょうか。
認知症が治る新たな時代を期待しつつ、理解を深め、日々精進しましょう。
また、あなたには「大阪介護転職ネット」という強い味方がついています。選りすぐりの求人を確保するため、全社一丸となって情報収集に努めています。
とても優しく頼りになる優秀なキャリアコンサルタントが在籍していますので、わからないことや不安なことなど、なんでもお問い合わせください。あなたを全力で見守り、全力で支えていきます!