介護職もワークライフバランスを考えたい!課題と実現に向けた取り組みとは?

2025.08.04掲載
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皆さんこんにちは、 大阪介護転職ネット です。皆さんは、ワークライフバランスについて考えたことがありますか? 介護の仕事をしていたら、ワークライフバランスなんて取れない…なんて初めから諦めているとしたら、それはもったいない! 業界特有の課題をしっかり受け止め、改善に向けた取り組みを実施している施設もあります。そこで、今回のテーマは、介護職のワークライフバランス。一緒に考えていきましょう。

そもそもワークライフバランスとは?

ワークライフバランスとは、仕事も私生活も両方とも充実させるという考え方です。これは、単に仕事とプライベートの時間をしっかり分けるということではありません。それぞれバランスを取りながら、どちらもよりよいものにすることを目標としています。仕事ではしっかりと責任を果たし、成果を上げつつ、プライベートでは、家庭生活や地域での活動、趣味、自己啓発などの時間を大切にし、楽しく過ごすというのが、理想的なワークライフバランスの形です。

 

介護職におけるワークライフバランスの重要性

介護職は、勤務時間が不規則になりやすく、心身にかかる負担も比較的大きい仕事です。そんな介護職が離職せず長く働き続けるためには、仕事と私生活のメリハリをつけ、しっかり心身を休める必要があります。ワークライフバランスが取れれば、心身に余裕ができ、質の高い介護サービスを提供することもできるようになるでしょう。

介護職が抱えるワークライフバランスの課題

ワークライフバランスは個人的な問題と思いがちですが、実際には職場の協力がなければ実現は不可能です。特に、介護職の場合、人手不足や業務過多がワークライフバランスを取るうえで大きな課題となります。職場が、積極的に人手不足の解消や業務負担の軽減などに向けた体制整備をすることが不可欠です。

 

また、周りのスタッフや利用者と良好な関係を構築できるかどうかも課題であるといえます。チームワークを必要とする場面が多い施設での介護は、スタッフ同士の関係性が業務の効率に影響を与えることも少なくありません。一緒に働くスタッフとの人間関係がワークライフバランスを取るうえで重要なカギになることは間違いないでしょう。

介護の現場で課題解決のために必要なことは?

介護職のワークライフバランスにおける課題を解決するために、施設等で実施が求められるのは次のようなことです。

・勤務時間の調整

夜勤の回数調整やシフトの見直しなどによる勤務時間の調整、短時間勤務制度やフレックスタイム制度の導入、育児・介護休業制度の取得促進など。

 

・休暇の取得

有給休暇や子の看護休暇の取得促進、介護休暇制度の充実など。

 

・職場環境の改善

十分な人員の確保、給与アップ、休憩時間の確保、相談窓口の設置、ハラスメント対策の強化など。

 

・キャリアアップ支援:

キャリアパスの明確化、資格取得支援など。

ワークライフバランスをとるために自分自身ですべきことは?

介護職のワークライフバランスには職場の協力が不可欠ですが、職場に丸投げしておけばよいというものでもありません。自分自身の心がけも必要です。介護職が自分のワークライフバランスのためにすべきことを挙げるとしたら、次のようなものになります。

 

・自己管理の徹底

しっかりとした体調管理をし、自分に合うストレス解消法を取り入れる。

 

・周りとのコミュニケーション強化

チームワークを意識し、職場内での情報交換・情報共有を徹底する。

 

・介護職としてのスキルアップ

新しい知識の習得や介護技術の向上に力を入れる。

 

・利用者やご家族との良好な関係構築

利用者の尊厳を守り、本人やご家族の気持ちに寄り添った介護を心掛ける。

いかがでしたか。ワークライフバランスの実現は、私生活を充実したものにするだけでなく、提供する介護サービスの質向上にもつながります。ただし、介護職の場合、本人の思いが強くても、職場や周囲の協力、働きやすい環境整備がなければ実現しません。もし、あなたが「今の職場ではワークライフバランスを取るのは不可能」と感じているのであれば、 大阪介護転職ネット にぜひ相談してください。経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの話に耳を傾け、一緒に解決策や転職先を探してくれますよ。