眠れない悩みを放置してはダメ!不眠状態で働くリスクと慢性的な寝不足の改善策

2025.06.23掲載
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皆さんこんにちは、 大阪介護転職ネット です。皆さんの中には、不眠や慢性的な寝不足に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。眠れない日が続くと、疲れが溜まる一方で、集中力も続かなくなってしまいます。仕事中に眠気のピークがきてミスを連発するようになっては、仕事を続けられなくなってしまうかもしれません。そこで、今回は、不眠や寝不足の状態で仕事をするリスクと、慢性的な寝不足の改善策について解説します。

介護職員は睡眠障害に陥りやすい?

介護職員には、睡眠に課題を抱えている人が多いようです。理由としては、以下の3つが考えられます。

 

  1. 生活のリズムが乱れやすいから

介護職員の多くが夜勤を含むシフト制で働いています。シフトによって起床時間や入眠時間が変わるため、入眠、覚醒のリズムが狂いがちです。特に注意が必要なのが夜勤明けの過ごし方です。帰宅直後から寝だめをしようとして夜までずっと寝て過ごすと、暗くなってから目が覚めて、眠りのリズムを戻せなくなります。

 

  1. 精神的な負荷がかかりやすいから

仕事を家にまで持ち帰ったり、寝る間際まで仕事のことを考えたりしている人は、常に精神的な負荷がかかった状態です。介護職員に限ったことではありませんが、仕事上の不安や精神的ストレスが蓄積すると、身体が緊張し、横になってもなかなか寝つけず、うとうとしてもすぐに目が覚めてしまいます。

 

  1. 肩こりや腰痛に悩まされている人が多いから

身体介護の割合が多い人の中には、慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている人もいるでしょう。重度の肩こりや腰痛が睡眠を妨げることも考えられます。痛みやだるさが気になって眠れない日が続くと、ますます敏感になるため、なかなか不眠を解消できません。

もしかして不眠?気になる4つの症状

不眠とは、まったく眠れていない状態をいうのではありません。不眠かどうかは、睡眠時間の長さとは無関係。時間は十分でも、眠りが浅ければ不眠状態です。不眠は、次の4つのタイプに分けられます。

 

【入眠障害】

眠りに入るまでに2時間以上の時間がかかる。不眠を訴える人の多くに見られる症状。

【中途覚醒】

眠りが浅く、何度も目が覚めてしまう

【早朝覚醒】

起きたい時間の2時間以上前に目が覚めてしまう。一度目が覚めたら、その後再び眠ろうとしても眠れないのが特徴。

【熟眠障害】

時間的にはしっかり眠ったはずなのに、ぐっすり眠れたと感じられない。眠りが浅い場合がほとんど。

これらに当てはまる場合は、治療が必要です。専門医に相談しましょう。

不眠状態で仕事をするリスクとは?

眠れない状態を放置したまま仕事を続けることには様々なリスクがあります。

 

仕事でミスをするリスク

睡眠不足の状態では、頭が十分に働きません。集中力や判断力が低下します。利用者の身体を支えたり、ベッドや車いすへの移乗を手助けしたりするような場面では、注意しなければならない点を見落とすと、大きな事故につながりかねません。

 

体調を崩して全力を発揮できなくなるリスク

眠れない日が続くと、精神的にも肉体的にも疲れが抜けにくく蓄積し続けてしまいます。免疫力の低下や自律神経の乱れといった影響も出てくるでしょう。体調を崩せば、シフトに穴を開けることになるかもしれません。出勤できたとしても、体調の悪い状態では、全力で仕事をすることができず、周囲に迷惑をかけることになります。

 

コミュニケーションに支障をきたすリスク

寝不足の状態が続くと、心に余裕がなくなります。気持ちが高ぶってイライラした状態が続けば、とげのある言葉や態度で周りとトラブルになるかもしれません。逆に落ち込んで周りの声が耳に入らなくなれば、他のスタッフや利用者とコミュニケーションを取るのが難しくなります。この状態を改善しないまま放置すれば、うつなどの精神疾患に発展しかねません。

 

不眠にならないためにできることは?

介護の仕事を続けながらでも、不眠にならないためにできることはいくつかあります。まずはできそうなことから実践してみましょう。

シフトを見直す

介護のしごとをするうえで、不眠や睡眠不足への影響が最も大きいのは夜勤です。可能な範囲でシフトの見直しをしましょう。夜勤の回数を減らしたり、前後を時間調整しやすいシフトに変更したりすることで負担を減らせます。ただし、どうしても夜勤があると不眠状態が改善しないというのであれば、日勤メインで働くようにするしかありません。夜勤しなければ、十分な収入を得られないのであれば、夜勤専従で生活リズムを安定させるということも考えられます。

 

ストレッチや適度な運動を取り入れる

ストレッチや軽い運動にはリラックス効果があり、入眠しやすい状態になります。激しい運動は逆に睡眠を妨げてしまうので、軽めという点がポイントです。散歩など軽い有酸素運動を取り入れましょう。駅までバスに乗っていたのを徒歩にするというくらいの工夫でも効果が期待できます。

 

ストレスを上手に解消する

ストレスを溜めがちな人は、オンオフの切り替えがうまくいっていません。帰宅後や休日は仕事のことをなるべく考えないようにしましょう。家族や友人と楽しい時間を過ごしたり、趣味に打ち込んだりすることがストレス解消につながり、結果として不眠を防ぐことにもなります。

 

寝る前にスマホを見る習慣を改める

寝る前にスマホやPC、テレビなどの画面を見ると、脳が覚醒して寝つきが悪くなります。特に、薄暗い部屋でスマホの画面を目に近づけて動画を視聴する習慣がある人は要注意です。少なくとも、横になる30分くらい前にはスマホやPC、テレビの画面から目を離して眠る体制を整えましょう。

いかがでしたか。もし、「これは不眠の症状かも」と感じたときは、一度医療機関を受診することをおすすめします。最初から睡眠外来や心療内科などの専門医にかかるのは抵抗があるというのであれば、かかりつけの内科医などでもかまいません。とにかく、医師に話を聞いてもらい、自分がこのままでも大丈夫なのか確認することが大事です。

 

慢性的な寝不足状態のまま夜勤のある仕事を続けるのが不安という場合は、転職も視野に入れてみましょう。悪化を防ぐためには、働く環境の見直しが必要かもしれません。転職先を探すのであれば、 大阪介護転職ネット に相談してみることをおすすめします。実績豊富なキャリアアドバイザーがあなたの悩みや希望に耳を傾け、ぴったりの転職先を一緒に探してくれますよ。