介護の支障にもなり得る花粉症!大量飛散の季節を乗り切るためにできることは?
皆さんこんにちは、 大阪介護転職ネット です。皆さんの中には、毎年花粉症に苦しまされている人もいるのではないでしょうか。2025年の花粉は飛散開始時期こそ例年並みですが、飛散量は非常に多いと予測されています。これまで花粉症に無縁だった人も、発症するかもしれません。そこで、今回は花粉が大量に飛散する季節を乗り切るための対策について解説します。
花粉症の主な症状
花粉症の症状は、花粉が入った部位によって出方が変わり、鼻に入ればアレルギー性鼻炎、目に入ればアレルギー性結膜炎になります。アレルギー性鼻炎の主な症状は鼻水と鼻づまり、くしゃみです。喉の奥に鼻水が落ち込むと喉にも炎症が起こり、微熱が出たり、頭痛がしたりすることもあります。一方、アレルギー性結膜炎の主な症状は、目の充血と涙目です。
花粉症が介護に及ぼす影響
花粉症の症状の出方が職業によって変わるわけではありません。しかし、介護職の場合、高齢者の身体を支えているときや、介助のためにグローブをしている時があります。そんなときに鼻水が流れて来ても、鼻をぬぐったりかんだりすることができません。くしゃみが止まらなくなったときも同様です。すぐには口元を手で押さえられません。鼻づまりによって脳への酸素供給量が減ると、頭がボーッとして集中力が低下することもあります。
アレルギーが起こるのはスギ花粉だけではない
メジャーなのはスギやヒノキの花粉ですが、それだけではありません。実は、日本国内だけでも花粉症を引き起こす植物は約60種類もあります。飛散時期も植物や地域によって異なるので、さまざまな植物の花粉アレルギーを持っていれば、年中花粉症の対策をしていなければなりません。鼻炎症状を起こす主な植物を季節ごとに挙げると以下のようになります。
<春>スギ、ヒノキ
<夏>シラカンバ、イネ
<秋>ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
<冬>スギ
介護職員にとって有効な花粉症対策とは?
毎年花粉症に悩まされている人は、シーズン前に医療機関を受診して、治療をしておきましょう。早めに薬を服用し始めれば、症状が出にくく、症状が出てもひどくなるのを防げます。市販薬で対応することも可能ですが、一度は医療機関を受診して、本当に花粉が原因なのか、花粉が原因なら何の花粉に反応しているのかを確認しておいた方がいいでしょう。花粉症以外で症状が出ているケースも少なくありません。
なお、薬の服用以外に職場や自宅でできる対策としては以下のようなものがあります。
<職場でできる対策>
・マスクをする
・手洗いだけでなくうがいもする
・カーテンを閉めたまま窓を開けて換気する
・花粉が付着しづらい素材の服を着る
・加湿する
<自宅でできる対策>
・通勤時は帽子をかぶり、帰宅したら玄関で帽子を取る
・通勤時は花粉が付着しにくい上着を着用し、帰宅したら玄関で脱ぐ
・帰宅後すぐに洗顔する
・できれば帰宅後すぐにシャワーを浴びるか入浴する
・玄関にヘアブラシを置いておき、ブラッシングしてから部屋に入る
・洗濯物を室内に干し、花粉の付着を避けながら部屋の加湿もする
高齢者は花粉症になりにくいというけれど本当?
「高齢者は花粉症になりにくい」あるいは「高齢になると花粉症の症状が軽くなる」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。しかし、実際は高齢になってから花粉症が発症し始めた人もいます。高齢者は花粉症にならない、年齢が高くなると軽くなるというのは間違いでしょう。
しかし、高齢者の方が軽症で済んでいる人は多いようです。身体が花粉の抗原を異物と認識し、抗体を作ることで花粉症は起こります。高齢者は、花粉の抗原を異物と認識する機能が衰えて、抗体が作られにくくなっているのかもしれません。
また、昔は今のような何でも除菌、抗菌されているような生活環境ではなかったというのも関係しているようです。さまざまな菌に感染し、そのたびに免疫ができていたため、以前は今ほどアレルギーを発症する人は多くありませんでした。食生活が欧米化したことにより、腸内細菌の種類が変化しています。年々高齢者の花粉症患者も増えているそうですから、生活環境や食生活の変化が影響していることは間違いないでしょう。
いかがでしたか。仕事にも影響が出やすい花粉症。早めの対策が重要です。もし自分が花粉症でない場合も、しっかり対策してください。目に見えない花粉です。職場に持ち込んで仲間のスタッフや施設の利用者に迷惑をかけないように注意しましょう。
花粉症の季節、職場が花粉症対策に非協力的でつらいという人は、大阪介護転職ネット のキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。実績豊富なキャリアアドバイザーがあなたの悩みに寄り添い、転職先を一緒に探してくれますよ。