まるでリゾート施設!? 麻雀やカジノ・温泉が楽しめる介護施設3選
こんにちは。大阪介護転職ネットです。
介護施設にはさまざまな種類があり、数も非常に多いですが、どの施設も似たような形態で、施設ごとの特色を感じられないことも少なくありません。
もしスパリゾートのような施設や、ギャンブルが楽しめる介護施設があったら、わたしたちも興味が沸きませんか?
今回は、そんな入所したくなるような一風変わった介護施設を3つご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
デイサービス ラスベガス
デイサービス「ラスベガス」は、名前のとおりラスベガスのカジノをテーマにしたユニークな介護施設です。
利用者はリハビリ・機能回復の一環として、カジノゲームや麻雀、パチンコといった娯楽を楽しめます。
「仕方なく通う場所」ではなく「行きたくなる場所」を目指して作られた施設で、従来の介護施設とは一線を画す、新しいスタイルが特徴です。
内装は、ラスベガスをイメージしたデザインが施されており、職員がディーラー役を務めることで、本格的なカジノの雰囲気を演出しています。
きっかけは、既存のデイサービスに満足できないというご家族や利用者様からのご意見でした。
とくにレクリエーションに関して、ひとりで折り紙をしたり童謡を歌ったり、子ども向けの活動が苦痛に感じるという声が多く寄せられていました。
こうしたフィードバックをもとに、さまざまな試行錯誤を重ね、現在の施設が完成したそうです。
ほかにも、食事は居酒屋のように複数のメニューから選択可能。
介護施設に通っていることを周囲に知られたくない方のために、送迎タクシーはハイヤー風の黒一色でスタイリッシュにデザインされています。
また、カジノスペース意外にも、リクライニングソファで映画を鑑賞できる空間も設けるなど、従来の介護施設とは一線を画した新しいスタイルが特徴です。
その結果、軽度の認知症があった利用者の中には、要介護度が4から3に下がった方も多くいらっしゃるそうですよ!
たんぽぽ温泉
デイサービス一宮
たんぽぽ温泉デイサービスは、6000平方メートルもの広さを誇る大規模な施設で、1日の利用者数が250人にも達する、まるでアミューズメントパークのような介護施設です。
しかし、驚くべきなのはその規模の大きさだけではありません。
ここでは、施設内だけで使用できる通貨「シード」が発行されており、このシードを使って、利用者は施設内で提供される飲食を楽しんだり、ネイルサービスを受けたり、さらには、シードで賭け麻雀やカジノ、パチンコまでできるそうです!
シードを貯める方法はさまざま。
マシンを使った運動で1000シード、洗濯物をたたんで100シードなど、その運動量に応じてシードがもらえます。
ためたシードが実際に施設内で使用できるのは、非常に魅力的ですね。
ギャンブルは依存症のリスクがあるため懸念されがちですが、実は、パチスロを使ったトレーニングが脳の前頭葉や頭頂葉を活性化させ、認知機能の向上に役立つ可能性があることがわかっています。
経済活動をとおして、楽しみながら脳を活性化させる。その背景には、高齢になると金銭管理が難しくなる中でも、自分でお金を稼ぐ体験や自由に使う楽しみを大切にしたいという思いがあるそうです。
そして、何と言っても目玉は温泉!
地下1350メートルから汲み上げた天然温泉を使用した大浴場や個浴場で、リラックスした時間を過ごせます。
介護老人福祉施設
やまゆりの里
「やまゆりの里」は、これまで紹介した施設とは少し異なり、古民家風のデザインが施された外観や、天然素材を使った浴室・露天風呂が特徴的な介護老人福祉施設です。
“里山の宿場町で、自然とともに、自分らしく”をコンセプトに、四季折々の美しい風景に囲まれながら「夢を叶える介護」を提供しています。
ここでは、月に1回、お酒を楽しんでいただくイベントのひとつとして、ビヤガーデンを開催したり、ホストクラブやキャバクラを演出したり、ほかの施設ではなかなか体験できない、ユニークな取り組みを行っている施設です。
キャストにふんした介護職員たちが、普段とは異なるメイクを施し、スーツを着て登場。宣材パネル風の写真を使って指名を行い、本物さながらにシャンパンタワーを演出するなど、雰囲気を一変させたイベントが利用者に大変好評でした。
普段はあまり話さない利用者も、この日は思わず笑顔がこぼれ、楽しんでくれたそうです。
介護施設だからといってすべてを制限するのではなく、可能な限り、施設内で大人の楽しみ方を提供したいという思いで考案されたようですよ。
また、お酒を楽しむイベントに加え、利用者がやりたいことはすぐに実現!
たとえば、あべのハルカスに行きたい、古い友人に会いたい、通っていた寿司屋にいきたい、などさまざま。
中には、食事があまり進まなかった利用者が、職員による声かけで少しずつ食べられるようになり、最終的には外食に行けるようになったというエピソードも…。
そのため、やまゆりの里では20代前後の若いスタッフが半分以上を占めています。
人手不足が深刻な業界において、若い職員を確保できているのは、非常に大きな成果ではないでしょうか。
やまゆりの里に入社してから、介護の仕事に対する考え方やネガティブな印象が変わったというスタッフも数多くいらっしゃるくらいです。
利用者はもちろん、働く職員自身も楽しめる環境が素晴らしいですね。
まとめ
年代や趣味、育った環境もそれぞれ異なるのに“高齢者”というだけで一括りにして、選択肢がほとんどないのは少しおかしい気がしますね。
ビートルズを聞いていた世代の方々が、童謡を歌ったり折り紙をしたり、まるで子どものような活動をするのは違和感があるという声が多いのは確かです。
個人的な意見としても、病院でない限り、お酒の提供くらいは問題ないと思っています。
もちろん基本的な方針は必要ですが、介護業界全体が固定概念にとらわれず、もっと柔軟な取り組みを増やしていけたらいいですね。
とくに、今回のご紹介した施設のように、スタッフが決めたプログラムに従うのではなく、利用者自身がその日の活動を自由に選べる仕組みは、今後、利用者と介護者の双方にとって重要視されるのではないでしょうか。
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