訪問介護とはどんな仕事?何ができて何ができないの?

2024.05.27掲載
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皆さんこんにちは、 大阪介護転職ネット です。皆さんの中にも、転職を機に訪問介護にチャレンジしてみたいと思っている人がいるのではないでしょうか。もしかしたら、施設介護との違いや訪問介護ならではの魅力がわからず、一歩が踏み出せずにいるのかもしれませんね。そこで、今回は訪問介護の仕事内容や魅力について解説します。訪問介護に興味のある人はぜひ参考にしてください。

訪問介護とは

訪問介護とは、利用者の自宅を訪ね、身体介護や生活援助を行う介護保険サービスのことです。家族だけでは介護が難しくなった要介護者が、自宅で自立した生活を送れるように支援し、重症化を防ぎます。「介護保険法」や「障害者総合支援法」に基づいたサービスで、携われるのは介護福祉士などの有資格者か、一定の研修を修了した人のみです。

訪問介護の仕事内容

訪問介護の仕事は、大きく分けると身体介護、生活援助、通院等乗降介助の3つです。それぞれの仕事内容は以下のとおりです。

 

1.身体介護

利用者の身体に直接触れて、日常生活や社会生活に必要な動作を援助する介護サービスです。生活の質や意欲を向上させ、可能な範囲で自立を支援し、重症化を防止します。具体的には、食事介助、排泄介助、着脱介助、入浴介助、体位変換などが身体介助です。デイサービスなどへの送迎を依頼された場合は、玄関や送迎車までの移動介助なども含まれます。

 

2.生活援助

本人に代わって行う日常生活のサポートが生活援助です。具体的には、調理や掃除、洗濯、衣類の整理、生活必需品の買い物、薬の受け取りなどが生活援助に当たります。生活援助は、原則的に、利用者に同居家族がいる場合は行えません。しかし、利用者の家族が高齢、疾病、障害などの理由で家事をするのが困難な場合や、家族が仕事で留守の間、生活援助しなければ日常生活に支障が出る場合などは例外的に認められます。

 

3.通院等乗降介助

要介護者の通院等のために、自らが運転する車への乗降、降車後の移動、外出先での手続きなどを介助します。診察の待ち時間の付き添いや、医療機関内での介助、散歩の同行などは、原則的に介護保険の対象外です。しかし、ケアプランの位置づけによっては適用される場合もあります。

 

訪問介護でできることとできないこと

利用者やその家族の中には、訪問介護員を家政婦と同じように何でもしてもらえる人だと勘違いしている方が少なくありません。しかし、訪問介護は介護保険法によってできることとできないことが定められています。できないことは、主に下記の3つです。

 

1.医療行為

原則的に医療行為は行えません。介護職は医療従事者ではないからです。しかし、例外的に一定の条件下で認められるケースもあります。たとえば、喀痰吸引等研修を受けた介護職は、喀痰吸引と経管栄養の処置が可能です。ただし、その場合でも、本人や家族の同意があること、医師や看護師と連携すること、医療者の監督下で行うことなどの条件を満たす必要があります。

 

なお、以下の行為は医療行為に該当しないため、介護職員でも行うことができます。

・各種体温計による体温測定

・自動血圧測定器による血圧測定

・パルスオキシメーターの装着

・専門的な判断や知識などを要しない軽微な切り傷や擦り傷、やけどなどの処置。

 

また、入院を必要とせず、なおかつ容体が安定している場合や、専門的な管理が必要でない場合は、一定の範囲内で医療行為が認められることもあります。

2.利用者以外に対する援助

訪問介護を利用できるのは利用者本人のみです。そのため、利用者が家族と同居している場合、以下のようなケースは適用対象外になります。

・利用者が日常生活に使用する場所以外の掃除

・同居家族と共用している場所の掃除

・利用者本人以外の衣類の洗濯

・利用者本人以外の布団干し

・利用者本人以外の買い物や食事の調理

・来客へのお茶出しや食事の提供

 

3.生活援助の範囲を逸脱した行為

生活援助はあくまでも利用者本人が日常生活を送るために必要なサポートです。その範囲を逸脱した行為はできません。 例えば、ペットの世話や庭木の手入れ、自家用車の洗車などは逸脱した行為です。

 

訪問介護の魅力とは?

訪問介護は、施設介護と仕事をする環境が大きく異なります。訪問介護員として登録して週に数回、短時間だけ働くことも、正社員となり長時間常勤で働くこともできるため、働き方の選択肢の豊富さは施設介護の比ではありません。中には夜間対応型訪問介護の訪問介護員として夜勤専従で働く人もいます。性別や年齢を問わず幅広い人に活躍のチャンスがある点が訪問看護の魅力です。

 

また、未経験から始める人でも、普段から家事をしている人であれば、施設介護よりもスキルを活かす場面が多いかもしれません。しかも、訪問看護は基本的にマンツーマンです。一度に複数の人を相手にするのが苦手な人や、レクリエーションが苦手な人にも働きやすい環境といえるでしょう。

いかがでしたか。今回は、訪問介護の仕事内容や魅力について解説しました。もし、訪問介護に関心がある、あるいは訪問介護にチャレンジしてみたいと思ったのであれば、ぜひ 大阪介護転職ネット に相談してください。経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの話に耳を傾け、あなたにぴったりの転職先を一緒に探してくれるはずです。