人間関係で悩みたくないのは介護職も同じ!快適に働くために心がけることは?

2024.05.06掲載
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皆さんこんにちは、 大阪介護転職ネット です。皆さんの中には、転職を決めたきっかけが職場の人間関係だったという人もいるのではないでしょうか。どのような業界にも、職場の人間関係に悩む人は少なからずいるものです。にもかかわらず、とりわけ介護の現場は人間関係に悩む人が多いかのように言われることがあります。そこで、今回は、「介護職は人間関係で悩む人が多い」と言われる原因と、快適に働くために知っておきたい心構えについて解説します。

本当に介護職の職場環境は特殊?

介護職の職場環境は特殊な面があるとよく言われます。しかし、それは本当でしょうか。特殊だとよく言われるのは「同僚の年齢幅が広いこと」「人間相手の仕事であること」「いろいろな立場の人とかかわること」の3つです。では、これら3つの点について、他の業界や業種とどれだけ違うのか検証してみましょう。

 

同僚となる人の年齢幅が広い

介護職として働く人の年齢幅は10代から60代、70代までと、幅が広いのが特徴です。しかも、介護対象はさらに年齢が上ですから、ジェネレーションギャップや価値観の違いに戸惑うことはあるでしょう。

 

しかし、他の業界でも、年の離れた人と接する機会はあります。正社員は20代から50代でも、パートやアルバイトなどには10代や60代以上の人もいるという企業は多いはずです。接客や営業であれば、もっと幅広い年齢層の人と接する機会があるかもしれません。教育の現場であれば、接する相手が自分よりもかなり年下の子供と、自分よりも年上の保護者ということもあり得ます。

 

人間相手の仕事である

介護職は介護を必要とする人を相手に仕事をします。人間相手なので、コミュニケーションがうまく取れずに悩むことはあるかもしれません。しかし、人間相手の職業はほかにもたくさんあります。接客や営業、教育業なども人間相手の仕事です。社内でのコミュニケーションも考えると、人間を相手にしない職業の方が少ないかもしれません。

 

いろいろな立場の人とかかわる

施設で働く介護職は、看護師やリハビリ職などとも連携が必要です。お世話をする要介護者だけでなく、そのご家族とのかかわりもあります。しかし、これも特殊なケースではありません。

 

持っている資格が違ったり、任されている仕事の範囲が違ったりする人がチームで仕事をすることは、他の業界や業種でもよくあることです。チームで仕事をする人でなくても、立場の異なる人を相手に仕事をします。むしろ、同じ立場の人としかかかわらない仕事の方が特殊でしょう。

介護職が抱えがちな人間関係の悩みとは?

介護職が抱える人間関係の悩みは、果たして介護職特有のものなのでしょうか。悩みとしては次のようなものが考えられますが、いずれも、介護の現場に限ったことではないようです。

 

1.未経験で仕事を始めたが、ミスをするたびに先輩にイヤな顔をされる。

介護業界でなくても、未経験で始めれば、最初のうちはミスをするでしょう。優しい目で見守って欲しいところですが、ミスする後輩に対して先輩がイヤな顔をするのは、介護職に限ったことではありません。イヤな顔をされることを気にするよりも、ミスを繰り返さない努力をしましょう。ミスが減れば、イヤな顔をされる回数を減らせます。

 

2.日勤のみの条件で仕事を始めたが、他のスタッフが夜勤をしないことについて陰口を言っていた。

これも介護業界に限った話ではありません。残業せずに帰る人に対して陰口を言うようなケースと同じです。陰口を言うのは、自分たちだけイヤな仕事をさせられていると感じているからですし、言われて気になるのも、自分だけイヤなことをせずに済んでいると思っているからでしょう。条件通りに働いているのですから、陰口を気にする必要はありません。しかし、どうしても気になるなら、日勤のみの職場に移るのも1つの方法です。

 

3.会話が弾まない相手がいる。

口数が多い人ばかりではありません。話すのがもともと苦手な人もいます。会話が弾むかどうかより、きちんと意思の疎通が取れるかどうかが大事です。特に要介護者との信頼関係は、時間をかけて築く必要があります。言葉を引き出すよりも、心の距離を近づけてもらうことを優先しましょう。

 

4.要介護者の家族とのコミュニケーションがうまくいかない。

要介護者とは良好な関係でも、そのご家族とはうまくいかないというケースもよくあります。接する機会が少ない人とコミュニケーションがうまく取れないのは当たり前だと思いましょう。相手の考え方がわかるまで時間がかかるうえに、信頼していろいろ話してもらえるようになるまでも時間がかかります。このような関係は、生徒とその保護者、相手企業の窓口担当者とその裏にいる経営陣などと同じです。

人間関係に悩まないために心がけることとは?

まず、「介護の職場環境は特殊」「人間関係に悩む人が多い」という思い込みを無くしましょう。人間関係に悩む人はどのような業界や職種にもいます。そのことを踏まえたうえで、以下のことを心がけましょう。

 

・自分の考えが常に正しいとは限らない。

考え方は人それぞれで、相手の価値観は簡単には変えられません。まずは否定せずに相手の考え方も一旦受け入れてみましょう。そのうえで、お互いが納得できる妥協点を探すことが大事です。

 

・適度な距離感を保つ

職場の同僚や上司とは、仕事をするうえで良好なコミュニケーションが取れれば十分です。程よい距離感を保ちましょう。プライベートにまで干渉して、相手の課題で悩んでいるケースがあります。自分が解決できるのは自分の課題だけです。

今回は、人間関係で悩むのは、介護職に限ったことではないという話をしました。とはいえ、職場環境が劣悪なために、人間関係のトラブルに発展するケースもあります。もし、転職後の人間関係が不安なら、 大阪介護転職ネット に相談してください。経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの不安を受け止め、一緒に転職先を探してくれますよ。