使い捨てカイロを上手に活用!貼る場所を工夫して効率よく温まろう
皆さんこんにちは、 大阪介護転職ネット です。
寒くなると活躍するものの1つに使い捨てカイロがありますが、皆さんは貼る派、貼らない派のどちらでしょうか。貼る派の方、どこに貼るかによって得られる効果に差があるそうですよ。効率よく全身を温められるおすすめの位置がどこなのか、気になりますよね。そこで、今回は、貼るカイロの効果的な使い方について解説します。
使い捨てカイロはなぜ温かくなるの?
使い捨てカイロは、鉄が水や酸素と結びついて酸化鉄になる仕組みを応用した商品です。この反応は一般的に「サビる」と呼ばれるもので、日常的にもよく目にします。しかし、身の周りで鉄がサビる際には、熱を感じることはありません。酸化反応の進み方がとてもゆっくりだからです。使い捨てカイロでは、熱を感じられるようにわざと鉄を急激に酸化させています。
貼るカイロも貼らないカイロも中身のほとんどがサビる前の鉄粉です。そこに水と共に塩を供給して、熱が感じられるくらいにまで酸化スピードを早めます。長時間温かい状態が続くのは、水を少しずつ供給する保水材と、細かい穴に空気中から酸素を取り込み供給し続ける活性炭が含まれているからです。
貼るカイロと貼らないカイロは何が違うの?
材料がほぼ同じ貼るカイロと貼らないカイロですが、貼るカイロは貼らないカイロよりも鉄粉やその他の材料の量が少なく、厚みも薄く作られています。そのため、温度が貼らないタイプよりも低めで、持続時間も10時間程度までと短めです。また、片面が粘着フィルムになっている貼るカイロと、全体が不織布でできている貼らないカイロでは、本体の造りが違います。貼るカイロを貼らないカイロのように揉んでしまうと、中身が偏り、本体表面に開けられている細かい空気孔が目詰まりしてしまうかもしれません。貼らないカイロは揉んで温めますが、貼るカイロは軽く振って温めます。
貼るカイロはどこに貼るのがおすすめ?
限られた数のカイロを貼る場合、太い血管が通っているところや、冷えを解消するツボの上に貼るのがおすすめです。例えば、首の後ろには太い血管が通っているので、そこにカイロを貼ると全身を効率よく温められます。頭を下に向けたときに、少し骨が出っ張る位置に「大椎」というツボがあるので、その辺りに貼るとよいでしょう。
お腹が冷えて調子が悪くなるという人は、おへそから指2本分くらい下にある「気海」というツボに貼るのがおすすめです。冷えると腰が痛くなるという人は、おへそのちょうど裏側に当たる「命門」やそこから指2本分くらい下にある「腎兪」というツボに貼ってもよいでしょう。腰全体をじんわりと温められます。
寒くなると肩こりがひどくなるという人は、左右の肩甲骨の間を温めましょう。硬くなっている僧帽筋の血流を回復させることで、コリがほぐれて楽になるかもしれません。カイロを貼るなら、背骨を挟んで両側に1枚ずつ貼るのがおすすめです。
足先が冷える場合は、つま先に靴用のカイロを貼るという人もいるでしょう。しかし、太い血管が通っている足首の辺りを温めれば、足先だけでなく全身を温められるので効率的です。わざわざ靴専用のカイロを買う必要もないので、内くるぶしから外くるぶしまで、アキレス腱を覆うように貼ってみてください。内くるぶしの少し後ろには太谿という冷えによく効くツボもあります。
使い捨てカイロを使うときに注意することは?
使い捨てカイロを使うときには、低温やけどに注意しましょう。低温やけどとは、体温よりも少し高い温度のものが同じところに長く当たり続けることで起こるやけどのことです。低温やけどは高温やけどよりも重症化しやすく、ひどい場合は皮下組織が壊れて病院での治療や手術が必要になってしまいます。というのも、高温やけどが肉の表面を高い温度でサッと焼く感じだとすると、低温やけどは低い温度でじっくりと中の方まで火を通す感じだからです。熱さを感じないうちに進行し、熱いと感じた時には手遅れということが少なくありません。
低温やけどを防ぐためには、まず、カイロを直接肌に当てないように注意しましょう。貼るカイロを直接肌に貼るのは厳禁です。また、同じ個所に長時間当て続けるのもよくありません。特に、カイロを貼った個所に圧力がかかると低温やけどになりやすいので、脚の裏や、椅子に座るとき座面に触れる個所には貼らない方がよいでしょう。
熱いと感じたときにはすぐに外すことが大事です。ですから、就寝中に使ってはいけません。カイロを貼った個所を圧迫しやすく、熱くなっても気が付きにくいからです。こたつや湯たんぽなどと併用したり、布団の中で使用したりするのもやめましょう。カイロが通常より高温になりやすいので危険です。
今回は使い捨てカイロについてお話しました。寒い季節に持っていると便利なカイロ。正しく使って温かく過ごしましょう。温かいと言えば、大阪介護転職ネット のキャリアアドバイザーもそうですね。介護職としての悩みや転職の相談など、いつでも気軽に声をかけてみてください。経験豊富なキャリアアドバイザーが温かく寄り添ってくれるはずです。