【2024年】令和6年度(第37回) 介護福祉士国家試験|出題内容と変更点を紹介
こんにちは。大阪介護転職ネットです。
小春日和はあっという間に過ぎ去り、気候は完全に冬となりました。
寒さを感じると、できるだけ外出を避けたくなり、家でゆっくり過ごしたくなりますよね…
しかし、一部の方々にとっては、休む暇もないくらいの多忙な時期を迎えています。きっと、みなさまの中にも、該当する方がいらっしゃるのではないでしょうか。
いよいよ、来年の「介護福祉士国家試験」まで残りわずかとなりました。受験をされる方は、試験対策の追い込みに加え、受験手続の書類作成など、やるべきことがたくさんあるでしょう。
今回は、令和6年度の介護福祉士の国家試験について、変更点や押さえておきたいポイントを簡単にご説明します。過去問を交えた試験対策とかではないので、気晴らしに読まれてくださいね。
まずは、合格基準のおさらいをします。
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介護福祉士国家試験の合格基準
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▶ 得点した点数が、総得点の60%以上であること。(ただし、その年の難易度によって基準は変動)
▶ 11科目すべてにおいて得点があること。
つまり、総得点の60%である75点を得点したとしても、合格基準は75点以上になる可能性があります。そして、すべての科目でまんべんなく点数を取らなければいけないため、1科目でも0点があれば、合格はできません。
試験科目は以下の通りです。
人間と社会
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人間の尊厳と自立(2問)
社会の理解(12問)
人間関係とコミュニケーション(4問)※
↳ 平成28年度より追加
介護
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介護の基本(10問)
コミュニケーション技術(6問)※
生活支援技術(26問)
介護過程(8問)
こころとからだのしくみ
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発達と老化の理解(8問)
認知症の理解(10問)
障害の理解(問10)
こころとからだのしくみ(12問)
医療的ケア
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医療的ケア(5問)
↳ 平成28年度より追加
総合問題
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総合問題(12問)
問題数:125問 / 時間:220分
では一体、どのように変更されたのでしょうか。大きく変更された内容を、3つの項目にまとめました。
◆ 出題数 ◆
▸ 「人間関係とコミュニケーション」は、2問から4問に変更予定。
▸ 「コミュニケーション技術」は、8問から6問に変更予定。
◆ 試験時間 ◆
▸ 午前の試験:110分→120分(10分延長)
▸ 午後の試験:110分→100分(10分短縮)
◆ 出題内容 ◆
令和5年度より、人間関係とコミュニケーションにて「チームマネジメント」という内容が追加されました。(チームマネジメント=目標達成のための運営)
背景としては「介護福祉士養成課程における教育内容の見直し」が行われた際に、介護福祉士の業務において重要なスキルであると認められたからです。
※具体的な出題内容や詳細な出題基準については、公式の試験情報や関連資料をご確認ください。⇒ 第36回介護福祉士国家試験の施行について|厚生労働省
これまでにも、出題数や内容の変更は多少ありました。
しかし今回、チームマネジメントという内容が加わることによって、介護福祉士の在り方が大きく変わったといえるでしょう。
単に、学ぶカテゴリーや範囲が広くなっただけではありません。より専門性の高いサービスの提供ができるよう、介護福祉士に求めるものが増えたということです。
積極的にチームを引っ張たり、運営促進にむけた取り組みを行ったり、表現方法があっているはかわかりませんが、以前よりも能動的なシチュエーションが多くなったといえます。
資格取得のハードルはあがりますが、それだけ、より専門性の高い仕事内容だということを再認識しなければいけません。今後、介護福祉士の国家試験を受ける方々は、プロとしての意識を常に持ちつづけて、利用者さまの日常生活をサポートしましょう。
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