DHEAを増やせばストレスも味方になる!分泌を増やすためできることとは?

2023.08.21掲載
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こんにちは。大阪介護転職ネットです。

 

介護職は何かとストレスのかかる場面が多い仕事ですよね。「もう少しメンタルが強かったら笑って流せるかもしれないのに」などと感じることはありませんか。そこで、今回は、日々のストレスさえ味方にできるメンタル強化の方法を紹介します。

 

世の中にはメンタルが強い人と弱い人がいますが、この違いはどこから来ているかご存じですか。実は、ストレスがかかったときに分泌される2つのホルモンが関係しています。厳密にいえば、関係しているのはホルモンそのものではなく、2つのホルモンのバランスです。

 

人間は、ストレスがかかると、コルチゾールとDHEAという2つのホルモンの分泌が増えます。どちらも人間が生きていくうえで欠かせないホルモンなので、分泌されること自体は悪くありません。しかし、これら2つのホルモンのバランスがメンタル面に与える影響は大きいものです。

 

コルチゾールとは?

コルチゾールは、副腎から分泌されるホルモンです。糖の生成やタンパク質・脂質の代謝促進、免疫抑制などの働きをするため、人体に欠かせません。脳がストレスを感じるとコルチゾールの分泌を増やすような指令が出るのですが、濃度が高くなってくると、今度はそれ以上濃くならないように分泌を抑えようとします。ただし、強いストレスがかかり続けると制御し切れません。慢性的な高濃度状態になり、うつ病や不眠、ストレス性疾患などを引き起こします。

 

DHEAとは?

DHEAは副腎皮質で作られる男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンのエストラジオールの材料になるホルモンです。脂質異常症や動脈硬化、糖尿病、骨粗しょう症、認知機能の低下などを予防する作用もあります。若さを保ったり老化を抑えたりする働きから、「若返りホルモン」「長寿ホルモン」などとも呼ばれます。ストレス緩和や意欲向上にも関わるホルモンです。

 

 

 

メンタルが強い人と弱い人がいる理由

メンタルが強い人とは、ストレスがかかってコルチゾールの分泌が増えたときに、それに見合う量のDHEAを分泌できている人です。ストレスが加わっても、不安や恐怖ではなく、ワクワク感やドキドキ感として受け止められます。一流のスポーツ選手が、プレッシャーのかかる場面を楽しめるのも、DHEAがきちんと分泌されているからです。

 

逆にメンタルが弱い人は、ストレスがかかったときにコルチゾールの分泌量が増えても、それに対応する量のDHEAを分泌できていません。コルチゾールの働きが強く出てしまうため、過度に不安や恐怖を感じることになるのです。もし、コルチゾールの増加を抑え、足りないDHEAを十分に分泌させることができれば、ストレスがかかっても、それを味方にして、やる気や勇気に変えられるはずです。

 

 

DHEAの分泌量を増やすためにできる3つのこと

ストレスに負けないメンタルの強さを持つためには、DHEAの分泌量を増やす必要があります。では、DHEAの分泌量を増やすにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、DHEAの分泌を増やすためにできることを3つ紹介します。

 

睡眠の質を高める

睡眠不足はホルモンバランスを乱します。とはいえ、ただ長時間眠ればよいというわけではありません。スムーズに入眠し、深い眠りにつき、スッキリと目覚めることが質の良い睡眠のポイントです。起床時に日の光を浴びて体内時計をリセットすること、自分に合った寝具を選ぶこと、ぬるめのお風呂に入ってリラックスること、カモミールやラベンダーなど鎮静効果のある香りで気持ちをリラックスさせることなどを試してみましょう。

 

副腎の機能を高める食事を摂る

副腎が疲労していると、ホルモンをうまく分泌できません。DHEAの分泌を増やすなら、ビタミンCやE、亜鉛など副腎の疲労を回復させる成分を含む食事を摂りましょう。おすすめはDHEAが含まれている自然薯です。同じヤムイモの仲間である長芋や大和芋もよいでしょう。他にも黒豆や納豆、アボカド、魚介類などもDHEAの分泌を増やすのによいとされています。

 

適度な運動をする

日常的な歩行や軽い散歩くらいではDHEAの分泌量は変わりません。分泌量を増やしたいなら、なだらかな坂道を使ったウォーキングや階段の上り下りなど軽い負荷がかかる運動がおすすめです。下半身の筋肉を使った運動がDHEAの分泌を促します。10分程度の軽い筋トレでも構いません。ただし、運動がストレスになると逆効果です。楽しいと思えるような運動を生活の中に取り入れましょう。

 

仕事で感じるストレスは1人で抱えていても解決しません。不安な気持ちやイライラした気分は、誰かに話を聞いてもらうだけで軽くなることもあります。もしも周りに話せる相手がいないのであれば、「大阪介護転職ネット」を頼ってみてください。キャリアアドバイザーがあなたの不安や悩みに耳を傾け、全力でサポートします。