合格点は何点?第35回 介護福祉士国家試験、落ち着いて試験に望むためにはどうすればいい?

2023.01.23掲載
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こんにちは、大阪介護転職ネットです!

今回は、目前に迫った「第35回介護福祉士国家試験に臨む際の、チェックするべきポイントや心構え」についてです。受験生の皆さんには最後までお読みいただき、当日何があっても慌てず落ち着いて対処できるよう、必ずチェックしてみてくださいね。

[介護福祉士国家試験]試験概要:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター (sssc.or.jp)

 

 

Ⅰ 合格基準点は?

過去の介護福祉士国家試験の合格基準点は、以下の通りです。

125問125点満点中、60%の70点が基準になっており、その年の難易度を加味して修正された点が合格基準点となります。

受験生の皆さんには、正答率は65%を目指し、80点を取ることを意識していただくと、合格基準点を超えることができるのではないかと思います。

逆に言えば、全体の35%から40%である45問から50問は間違えてもかまわない、と考えられるので、難しい問題が出ても焦ることなく解答できる問題を確実に解答していきましょう。

合格率は例年70%前後となっており、今年度も同じく、おおよそ70%くらいであろうと想定しています。

 

Ⅱ 試験前日まではどのように過ごせばよいか?

ポイントは以下の通りです。

  • 試験会場までのルートのチェック

会場までは余裕を持った到着時間で2つ以上のルートを確認しておきましょう。

試験当日の朝、使用を想定していた公共交通機関が、荒天などで遅延や運休が発生する場合があります。代替ルートもあらかじめ頭に入れておきましょう。

また前日から宿泊をする人は、慣れない場所ですので試験会場までのルート確認は必須です。こちらの場合も2つ以上のルートを想定しておきましょう。

 

  • 勉強してきたことの最終チェック

勉強の最終チェックは受験生の皆さんは当然することと思いますが、やり方は人それぞれだと思います。

余すところなくテキスト全体を見る、苦手な分野をチェックする、語呂合わせなどで覚えている暗記分野の語呂を再度チェックする、など、ご自身の状況に合わせて行いましょう。

 

Ⅲ しっかり睡眠をとる

睡眠は大切ですね。前日はリラックスしてできるだけ早く寝ましょう。試験の2日前くらいから、いつもより早めに寝るようにして、朝は早く起きるようにすると、夜自然に眠くなるので、2日くらい前から睡眠サイクルを調整しておくのが良いでしょう。

 

Ⅳ 持ち物のチェック

持ち物のチェックは最重要ポイントですね。

まず、絶対に必要なものを確認しましょう。

  • 受験票:これは絶対に必要です。試験当日以降、実技試験や合格発表の時にも必要ですので、試験終了後、捨てないようにするとよいと思います。バックアップとして、スマホで写真を撮っておくのも良いでしょう。
  • 鉛筆・消しゴム:鉛筆は複数本、HB以上を用意しましょう。それから消しゴムも2つ用意しておくと安心です。
  • マスク:マスクをしていないと、試験を受けることができなくなるケースがあるようです。複数枚持参しておきましょう。
  • 上履き(会場による):試験会場よって上履きが必要な場合もあります。必要かどうかは受験票に記載されていますので、確認しておきましょう。

 

次に、あると良いものです。ご自身の状況で準備するかどうか判断しましょう。

  • 腕時計:試験会場で着席する席によって、時計が見えにくいことがあります。時刻や時間配分のためにも、時計を用意しておくことをおすすめします(置き時計は使えないので注意)。
  • 参考書:試験直前に最終チェックするためや安心材料として、また昼休みが長いので、午後の試験科目の勉強に使えます。
  • 昼食・飲み物・甘いものなど:お昼ご飯や飲み物を持っていくと安心です。近くにコンビニなどがない会場だったり、あっても受験生でごった返してしまい、ゆっくり昼食をとる時間がなくなってしまうことも考えられます。また、脳をリラックスしたり活性化させたり、気分を落ち着かせる効果のあるチョコレートやキャンディなどがあると良いかもしれません。
  • 防寒グッズ:広い会場だと、暖房の熱が隅々まで届いておらず、寒いことがあります。ひざ掛けや着脱が楽なカーデガンやパーカーなど、カイロなどの防寒グッズを用意しましょう。反対に、席によっては暖房のすぐ横だったり真下だったりと、熱すぎる場合もあるので、服装は1枚脱いだり着たりが楽なようにしておくと良いと思います。
  • ポケットティッシュ:試験監督に許可を取れば、ポケットティッシュを机の上に出しておくことができます。外と試験会場の温度差で、試験開始直後は鼻水が出てきたりします。鼻炎持ちの方なども準備をしておくと良いでしょう。
  • :頭痛や下痢、車酔いなど、普段からなりやすい方はいつも飲んでいる常備薬を持っておくと安心だと思います。
  • 現金:当日万が一、公共交通機関が遅延や運休などで使えず、急遽代替ルートを利用することになったという場合、現金が必要になることも十分に考えられます。いつもより少し多めに現金を持っていきましょう。

 

 

 

試験会場に持ち込めないもの

  1. 耳栓:試験監督の声が聞こえなくなるので、試験中、耳栓はできません。
  2. 帽子:本人確認の妨げになるため、試験中はNGです。
  3. PC・タブレット・スマートウォッチ:カンニングが疑われる電子機器は使えません。

 

 

Ⅴ 当日の朝の行動

当日の朝は早起きをしてゆとりを持つようにし、行動と行動の間に10分から15分くらいの余分な時間が取れるようにしましょう。

試験は丸一日と長丁場なので、朝食はしっかり食べておきましょう。

飲み物は注意が必要です。試験中にトイレに行きたくならないよう、ご自身の体調、習慣に合わせてセーブするなどしましょう。

 

Ⅵ 当日の試験時間

当日の試験時間がこちらです。

おおよそ、1問当たり2分弱で解く必要があります。10分ごとに6問から7問解くくらいのペースが目安かと思います。

しかし、後半に行くと長い文章問題がありますので、もし、全くわからないという問題が出題されていても、そこで止まらずにテンポよく解いていきましょう。

 

午前と午後の問題分類は以下の通りになりますので、再確認してみてください。

 

Ⅶ 試験中の心構え

肝心の試験中ですが、心構えとして大きく4つのポイントをご紹介します。

  • 1問目の難しい問題で焦らない、慌てない

毎年受験生からの声で多いのが、1問目が難しい問題だったので焦ってしまい、それ以降冷静になれずドキドキと落ち着かずに時間がきてしまった、という声です。事実、1問目は難しい問題が出題される傾向にあるようにも思います。

大切なのは、難しい問題が解けなくても焦らない、慌てないことです。最初に書いた通り、合格基準点を獲得するのに40問から50問は不正解でもいいのです。数パーセントは間違えても問題ない、と気楽に落ち着いた心持ちでいましょう。

  • テンポよく解いていく、難しい問題に時間を取られない

Ⅵの当日の試験時間に書いた通り、1問あたり2分弱のペースで解いていく必要がありますので、手こずりそうな問題だと思ったら、そこで止まって時間を使わず、一旦マークシートと問題の番号に印を付けておき、あとで時間に余裕ができたら戻って考えるようにしましょう。正解できる問題を先にポンポン片付けていきましょう。

  • 自己採点用に自分が答えた選択肢に丸をしておく

試験が終わり、どの答えを選んだのか忘れてしまって自己採点できないという方がいらっしゃいます。合格発表までの2か月間、ずっとモヤモヤそわそわして過ごすことになり、精神衛生上よくありません。問題を解いていくのと同時に、答えとして選んだ選択肢に丸などのチェックをしておくと良いでしょう。また、こうしておくとマークシートへ転記する際、ミスを防ぐことも期待できます。

  • 周りを気にせず、目の前の問題に集中する

試験会場は普段とは違う大きな空間で、周りは知らない人ばかりという状況だと思います。そうすると周囲の人たちは、順調に解答しているのかどうかなどが気になったりします。

介護福祉国家試験は、高校や大学受験と違い、合格者の定員が決まっている試験ではなく、試験問題を一定割合以上正答できたかどうかで合否が決まり、一定割合以上正答できれば合格です。それだけを頭において周りは気にせず、今そこにある目の前の問題に集中するようにしましょう。そして、試験後、解答速報で自己採点をしてみましょう。自己採点をすることで、合格点に達している方はひと安心ですし、もし達していなかったとしても、試験の記憶が鮮明なうちに、来年以降に向けての振り返りができ、必ず実力となって身につきます。

 

今回は、「介護福祉試験直前のチェックするべきポイントや心構え」についてご紹介をしました。受験生の皆さん、試験当日はぜひとも頑張ってください。応援しています!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!

 

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