最後まで諦めるな!2023年介護福祉士国家試験《新分野の対策》

2022.12.26掲載
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皆さんこんにちは、大阪介護転職ネットです!

 

第35回(令和4年度)介護福祉士国家試験の日程が迫っています。

今回は、2023年から加わる新分野の試験対策を受験を控える皆さんにお伝えしたいと思います。

参照URL:
介護福祉士国家試験 試験概要

 

今回も筆者の知人である専門学校や大学で講師をしているM先生※に、新分野の項目や試験対策はどうすればよいか、お話を伺いました。

 

※必見!『今年はいろいろ変わるって!?』2023年介護福祉士国家試験出題傾向をとことん解説!

 

以下、M先生のお話です。

『初めての分野であるということは、絶対出題されるということなので、皆さんにはしっかりポイントを押さえていただき、ぜひとも得点につなげてもらいたいところです。

参照URL:
試験センターHP「試験科目別出題基準

 

 

2023年新しく出題される分野①
介護サービスの特性
・ヒューマンサービスの特性
・介護実践とマネジメント

2023年新しく出題される分野②
組織と運営管理
・組織の構造と管理
・福祉サービス提供組織の機能と役割
・コンプライアンスの遵守

対策:上記①②は、人間関係とコミュニケーションの中で新たに含まれた中項目です。

介護は、人を扱う仕事、ヒューマンサービスといいますが、このヒューマンサービスを円滑に進めていくためには、「各職員の役割」「それぞれに求められていることは何か」といったところ中心に勉強していくと良いと思います。

2023年新しく出題される分野③
チーム運営の基本
・チームの機能と構成
・リーダーシップ、フォロワーシップ
・リーダーの機能と役割
・業務課題の発見と解決の過程

対策:上記③は同じく人間関係とコミュニケーションの中で新たに含まれた中項目です。具体的に「チームで動く時のそれぞれの役割」を問われるのではないか、と思います。

以下のポイントを押さえておきましょう。

リーダーシップ:多くの人(集団)を、まとめて率いる(統率する)役割がリーダーシップです。
フォロワーシップ:リーダーを支えるということです。業務をする上で、リーダーだけが一人頑張ってもダメです。リーダーを支える役割があって、初めてチームがチームとして機能する、というところが出題されるのではないか、と考えます。
業務課題の発見と解決の過程には、試験センターの小項目には、PDCAサイクルと載っています。

業務を行う上で必ずプランがあり、それを実行した結果どうだったか評価をし、また新たな目標に向かって進んでいく、ということが重要だということを理解する必要があると思います。

 

出典:ウィキペディア
PDCAサイクルとは
PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)とは品質管理など業務管理における継続的な改善方法。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(確認)→ Act(改善)の4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法。

 

2023年新しく出題される分野③
人材の育成と管理
・OJT、OFF-JT、SDS(Self Development System=自己啓発支援)
・ティーチング、コーチング、
・スーパービジョン、コンサルテーション

対策:いろいろな英語が並んでいますね。それぞれの言葉についてしっかり理解しておきましょう。

簡単に言うと、
OJT=と先輩が後輩に教える機会を持つ
OFF-JT=外部での学びの機会を得る
SDS=自己啓発支援のことで、介護福祉職一人一が自分の能力や知識を高めるための学びの機会を、会社側が資格取得や外部研修の費用などを負担するという支援体制のこと。

★ティーチング=先輩が後輩に教えるということ
★コーチング=先輩が後輩に対してアウトプットの機会を作る、答えを引き出す形の指導方法
★スーパービジョン=会議や研修、講習などの学びを得る機会、新人職員(スーパーバイジー)が施設長・管理者等の指導者(スーパーバイザー)から教育・指導を受ける過程のこと

指導を受ける人は、スーパーバイジー
指導をする人は、スーパーバイザー

★コンサルテーション=職員の質の向上のために、外部の専門家に指導を受けることです。

指導を受ける人は、コンサルティ
指導する人は、コンサルタント

 

 

さて、新分野について列挙しましたが、一体どんな問題が出るでしょうね。

過去問がないので、「こんな問題が出ます」とはなかなか言えないところですが、予想できる設問としては、

例えばですが、

「問題:このシチュエーションに合う言葉を以下から選びなさい

シチュエーション:〇〇〇〇

選択肢:OJT、コーチング、ティーチング、コンサルテーション」

選択肢の中のどれが正解か、というような出題があるかもしれません。

 

もしくは、初めての出題なので、ダイレクトに「この言葉の意味を答えなさい」といった問題が出るかもしれません。

コンサルテーションは運営者向きの言葉なので、出ないかもしれませんが、逆に直接現場と関係のない言葉の出題があるかもしれません。

 

また、各出版社のテキストの内容を見ると、「職員一人ひとりが自己研鑽をするべき」という記載が多いと感じますので、SDSに関しては、比較的出題されやすい傾向があるかもしれません。

 

新分野から出題されるのは2問なので、覚えることが多い割に設問は少ないので、とにかく徹底的に、隅々まで覚えるのが最強ではないでしょうか。

 

新分野にのみならず、他の科目も試験センターのHPに載っている小項目に沿って勉強を進めていけば、ほとんどの問題に対応できるのではないかと思います。

HPの小項目がどんな意味なのかしっかり理解し、何も見ずに言えるようにしておくと自信につながるでしょう。』

 

以上、新分野と試験対策についてのM先生のお話でした。いかがでしたでしょうか?

試験まではあと1ヶ月ちょっとあります。当日まで諦めずしっかり勉強を続け、合格発表の日にはみんな一緒に笑いましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!

 

 

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