必見!『今年はいろいろ変わるって!?』2023年介護福祉士国家試験出題傾向をとことん解説!

2022.11.14掲載
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お役立ち情報

 

皆さんこんにちは、大阪介護転職ネットです!

 

今回は、『今年の介護福祉士国家試験はここが変わる』というテーマでお伝えしていきたいと思います。

 

今年の介護福祉士国家試験はいろいろ変更点がある、とうい噂があちこちから聞こえています。筆者の友人や知人からも、何か情報はないかというような問い合わせがいくつかきております。

友人などから寄せられた質問を、知人である専門学校や大学で講師をしているM先生※に聞いてみました。そして、今年度の試験対策はどのようにすればよいかお話を伺いました。

 

「※講師のM先生と知り合いになったきっかけは以下の通りです。

筆者は10月から自分が住んでいるT市の高齢者福祉推進会議の委員をしています。

メンバーは全部で17名、

市民から一般公募で応募された方、

市から無作為に抽選で選ばれた方、

大学教授や住宅団体などの学識経験者、

医師、歯科医師などの医療団体勤務者、

理学療法士協会やケアマネジャー連絡会、地域密着型サービス事業所連絡会などの介護サービス事業者、

社会福祉協議会や児童委員連絡協議会などの福祉関係団体勤務者

などの人々で構成されています。

筆者とM先生は市民代表のメンバーで、一回目の会議の顔合わせの時に隣の席だったM先生と話をするようになり、介護福祉に関する様々なお話を教えていただけるようになりました。この高齢者福祉推進会議のことも、いずれ記事にして皆さんにいろいろな「お役立ち情報」をご紹介したいと思います。」

 

 

では本題の今年度の介護福祉士国家試験について、筆者がM先生に質問形式でお聞きし、お答えいただいた内容を以下に記します。

 

《昨年までと今年の傾向》

 

昨年までの介護福祉士国家試験の傾向はどのようなものだったか、

また今年度の傾向のようなものはありますか?

 

 

昨年までの例を挙げると、地域包括ケアシステム、これは、「全ての人が住み慣れた地域で暮らし続けるためのシステム」ですが、その中核機関になっているのが「地域包括支援センター」です。そのセンターを中心として、自分で自分を守る自助とか、近隣の人に助けてもらう、地域で支え合う互助の推進というようなことがキーワードになっていたかな、と思います。

また、昨年は「共生社会」という言葉も比較的多く出ていたのではないかと思います。

「共生社会」とは、全ての人が別け隔てなく生活していける社会を作りましょう、という意味なのですが、そのあたりを踏まえた出題が多かったと感じています。

 

こうした大きな流れをしっかり押さえておくと、内容をちゃんと覚えていなくても解けるような問題も結構あったのではないかと思います。

 

今年度の傾向としては、あくまで推測ですが、日本全国の現状を見てみると、団塊の世代が65歳を迎える2025年に向けて、さまざまな施策や取組みがされています。また、高齢者の増加に伴って社会保障費や医療費、介護費などが大きく増えているということ、そして高齢者の増加に伴い認知症の方も増えているということが挙げられます。

 

この現状を受けて、今日本がどのような施策・取組みをしているか、というところが出題されるのではないかと思います。

 

《変更点とは》

今年から何が変わるのですか?

 

 

はい、大きく分けて4点ほど挙げられます。

 

 

1つ目の変更点です。

科目の出題基準が変更になります。

現在高齢化社会が進んでいて、社会状況や人々の意識の変化を促すようなことが呼びかけられています。

もちろん介護現場でもです。リーダーシップやフォロワーシップなど、それに今後これまで以上にスピードが求められる地域ケアや認知症ケア、更に、介護過程の学習内容の充実度アップという部分にも力を入れていかなければならないということが見直されています。

 

見直された介護福祉士の教育内容

  • チームマネジメント能力を養うための教育内容の拡充
  • 対象者の生活を地域で支えるための実践力の向上
  • 介護過程の実践力の向上
  • 認知症ケアの実践力の向上
  • 介護と医療の連携を踏まえた実践力の向上

 

これらを踏まえて出題基準が少しずつ変わっています。

特に大きく変わったところが「人間関係とコミュニケーション」の大項目に、「チームマネジメント」というものが追加されたということです。

このチームマネジメントは、過去問などがないのでどうやって勉強したらいいのかわからない、という声もあります。

試験センターのホームページを見ていただくと、小項目で、例えばOJTとかOff-JTについてなど、小項目がいくつか書かれていますので、それを中心に学習を進める、OJT、Off-JTとはどんな意味なのか、というようなことをしっかり押さえておくといいかもしれません。

参照URL:
[介護福祉士国家試験]試験概要:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター (sssc.or.jp)

介護福祉士国家試験科目別出題基準 (sssc.or.jp)

 

 

 

続いて2つ目の変更点です。

出題数の変更です。 

問題の数が変更になります。次のように問題数が変わります。

人間関係とコミュニケーション→2問から4問に

コミュニケーション技術→8問から6問に

先程の出題基準の中のチームマネジメントの項目が大きく加えられたところが、この人間関係とコミュニケーション、もしくはコミュニケーション技術のどちらかから出題されるのではないかと思われます。

 

 

続いて3つ目の変更点です。

試験科目の並び、午前と午後の科目が変更になります。

昨年まで

午前 人間と社会の領域→介護の領域→こころとからだの領域

午後 医療的ケア→総合問題

 

変更後

午前 人間と社会の領域→こころとからだの領域→医療的ケア

午後 介護の領域→総合問題

 

生徒さんの中でも苦手な方が多い、社会の領域と医療の領域が午前にきます。午前中に気力と体力を使うかもしれないですね。しかし、午前を乗り切れば、午後は比較的やりやすい科目ではないかなと思います。仮に午前中ダメだった、と感じても、午後から1点でも2点でも多く取りに行く、と気合を入れ直して臨めるのではないでしょうか。

また、この情報を知らずに、過去問だけ繰り返し解いていた方からすると、当日、順番が変わっていて焦ってしまうということになりかねません。一夜漬けの方とかも、もしかしたらそうかもしれないですね。

 

事前にしっかり準備をするのがとても重要になります。変更になる順番で、科目の過去問や模試を解いてみるという事も今年は必要です。

 

 

続いて4つ目の変更点です。

試験時間が変更になります。

問題の順番が変更になったことに伴い、時間が少し変わります。

午前:100分

※弱視の方1.3倍、外国の方1.5倍

午後:120分

※弱視の方1.3倍、外国の方1.5倍

 

 

《試験対策》

 

 

 

最後に、受験生がやるべきことを教えてください。

 

 

まずは計画的に学習を進めていくということです。当日どんな問題が出題されても、例え午前中がきつく感じても体制を整えられるので、計画的に準備をすることは大切です。

それから、心とか体の健康面もとても大事だと思います。健康な状態を保っていけるように心がけて過ごされると良いと思います。

 

《まとめ》

変更点:大きく分けて

科目の出題基準
出題数
試験科目の並び
試験時間

 

 

今回の『今年の介護福祉士国家試験はここが変わる』、皆さんいかがだったでしょうか。

試験まで心身ともに健康で、計画的に取り組んでいきましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!

 

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