【ぴったりシリーズ第2弾】グループホームで働くのにぴったりな人とは?

2022.11.28掲載
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皆さんこんにちは、大阪介護転職ネットです!

 

ぴったりシリーズ第2弾の今回は、「グループホームで働くのにぴったりな介護職」について解説をしたいと思います。

 

皆さんはグループホームに対してどのような印象を持っているでしょうか。

 

最初に介護職の皆さんの声をご紹介します。

 

グループホームで楽しく働いている方の声

 

給料は少ないですが、楽しいので私は定年まで働きたいと思っています。看取りもしているので、その人らしい生活のサポートをして、寄り添っていこうと思います。

 

グループホームでしか働いたことがなくその他の施設を知リませんが、よく「あなたが一番好き」とか、「ほんとよくやってくれているね」とか、頑張りを褒めてくれる人が多く、とても励みになっています。それに楽しいです。利用者さんたちは本当によく職員を見ています。認知症をお持ちなのでいろいろなことを繰り返しても秒で忘れてしまうところが大変ですが(笑)

 

以上のようなグループホームらしい働き方ができている職場がある一方で、グループホームの特養化を懸念する以下のような声もあります。

 

看取りもしている現在の職場では、特養に入所できるまでの腰掛け、入所待ちのような状況です。夜勤では1人以上ということになっていますが、1人で良いという考えで、16時間勤務だったりします。早番の職員が来るまで一人でお世話をします。お給料は残念ながら平均水準まで貰えていません。正直、辞めようかなと思うことも多々あります。が、利用者さんのことを考えると躊躇してしまいますね。認知症の利用者さんは職員のことをよく見ていると思います。

 

グループホームが特養化してきているということが気になります。入所の敷居は低いかもしれませんが、人は認知の低下やADL の低下など、様々な低下をしていきます。最終的には特養と変わらなくなってしまうのではないでしょうか。

 

 

では、「グループホーム」とは、いったいどんな施設のことをいうのでしょうか。定義について再認識しましょう。

 

「グループホームとは、65歳以上、要支援2以上の認知症の高齢者の方を対象とした小規模な入居型の施設」とあります。

 

参照URL:
公益社団法人日本認知症グループホーム協会 グループホームとは?
https://www.ghkyo.or.jp/greeting/whats-grouphome

厚生労働省[PDF]認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000647295.pdf

 

 

1ユニット5名から9名と小規模のグループを、最大でも2ユニット、最大18名が入居する施設になります。基本的には、ユニットごとに家庭的な雰囲気の中で共同生活を送ります。

この共同生活で、「日常生活の継続」「要介護状態へ移行しないこと」「現在の状況が悪化しないこと」などを目的としています。

他の入所施設に比べて少人数であるため、コミュニケーションがとりやすく、認知症の方にはストレスが少ないなどのメリットがあります。

しかし、看護師の配置義務がないために、医療的なケアには限界があります。長期的に医療的なケアが必要な方は入居できません。

 

 

仕事内容は?

排泄介助や入浴介助などの一般的な介護業務、調理などの食事の準備などがあります。無資格・未経験からグループホームが初めて働いた施設だという人はたくさんいらっしゃいます。

もちろん、初任者研修や実務者研修、介護福祉士の資格を保有しているに越したことはありませんが、グループホームに介護職員の資格要件はありません。

また、少人数のご利用者様が対象なので、無資格・未経験の方でもすぐ仕事を始められる、仕事がしやすい環境といえるでしょう。

不安に思う方もいるかもしれませんが、無資格からでもしっかりと積極的に働きながら学んで行ける環境です。

 

 

給料は?

気になる給与ですが、他の介護施設に比べて平均給料は低い傾向にあります。

月の基本給・手当・賞与などの一時金を1か月分に分けたもの、国はこの3つを合計した平均給料を公表しています。

この中で発表されている常勤の方の平均給料を比べると、

特養:約35万円

老健:約33万9千円

グループホーム:約28万8千円

となっています。

 

グループホームが他と比べて給与水準が低い理由は、他の事業者に比べて介護度が低い方が入居することを想定しているためであり、介護事業所の売上に直結する、介護保険制度の影響が大きいためです。

 

傾向として、介護度が高い人の介助をするとそれだけお金を多くもらえるためです。他の施設に比べて売上が少なく、その分介護職へ支払える給料が少なくなるということになります。

 

 

次に、グループホームで働くのに向いている方の特徴を紹介します。

 

コミュニケーション能力が高い人

利用者さんにとっては住む家です。コミュニケーション能力が高い人は利用者さんや職員からも喜ばれます。

また、夜勤を含むシフト勤務制などで職員同士が勤務ですれ違うこともあります。そのような時に、普段から良質なコミュニケーションをしていることで情報共有もうまくいき、ホーム全体の雰囲気も良くなることでしょう。

 

 

見守り・気配りのできる人

認知症の診断を受けた高齢者の方が暮らしている施設ですので、見守りや気配りがしっかりできていることが重要になります。

気持ちを察してあげるのはもちろん、転倒防止などの安全面においても重要です。

利用者さんの様子や体調管理の変化に素早く気づく上でも、気配りができる人はグループホームに向いていると言えます。

 

 

いろいろな介護業務に携わりたい人

グループホームは、利用者さんの住んでいる環境などで、入浴介助や排泄ケア、レクリエーションや家事援助、外出など幅広い業務を経験することができます。

幅広い介護の業務に携わりたい人は、グループホームで働いてみることをお勧めします。

 

家事が得意な人

グループホームには、家事が得意な人が活躍できる場が多くあります。介護業界が未経験でも家事が得意な方であれば、自信を持ってグループホームで勤務できると思います。

 

認知症ケアについて関心がある人

グループホームは認知症の診断を受けた方が生活をする施設ですので、当然、毎日認知症の利用者さんと関わることになります。必然的に認知症に関する知識や対応方法を実地で学ぶことができます。介護職としての専門性を高めるにはピッタリの職場と言えると思います。

 

 

最後にグループホームで働く職種について確認をしましょう。

グループホームには定められた人員基準があり、

・「介護職員」

・「計画作成担当者」

・「管理者」

・「代表者」

が必要です。

 

順番に説明をしていきます。

 

・「介護職員」

グループホームでご利用者様が生活する上で、介護職員は必須です。配置基準としては利用者さんと職員の比率が3対1です。

常時、利用者様3に対して職員1人がいる必要がある・・・ということではありません。3人の利用者様がいらっしゃるなら、常勤換算で職員が1人以上いる必要があるということです。

また、複数の職員がいる場合は、1人以上が常勤でなければいけません。

夜間では、常時1名以上の配置となっており、これは利用者様の人数とは関係がありません。

 

・「計画作成担当者」

グループホームで介護サービスを提供する上で、ケアプランを作成する人が必要です。

これが「計画作成担当者」であり、共同生活の住居ごとに1名以上配置をしなければいけません。

また、計画作成者のうち、1名以上は「介護支援専門員(ケアマネジャー)」の資格を持つ必要があります。

公的な資格を持つ方が、他の担当者の業務を監督するという決まりがあるためです。

 

 

・「管理者」

共同生活の住居ごとに「管理者」を配置しなければいけません。

管理者の資格要件としては、常勤であること、認知症介護に3年以上従事したことがある人、厚生労働省が規定する「認知症対応型サービス事業管理者研修」を修了している人が挙げられます。これらをクリアしていれば、管理者として人員基準を満たすことが可能です。

 

 

・「代表者」

管理者と同様に「代表者」を設置する必要があります。

代表者の条件としては、特定の介護施設で認知症高齢者の介護をした経験があること、保健医療サービスの事業運営に携わった経験があること、これらの条件を満たしていれば代表者として認められます。

 

 

今回は、グループホームでの働き方と、ぴったりな介護職さんについてご紹介をしました。

グループホームに関してどのようなイメージを持たれたでしょうか。

 

読んでいただきありがとうございました。それではまた!

 

 

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