将来の備えは早いほど良い?介護職に最適な資産形成を考えてみよう!

2022.05.30掲載
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こんにちは。大阪介護転職ネットです!

 

今回は「お金」をテーマにしたお話です。

 

さかのぼること3年前、2019年のことでした。

 

夫婦で95歳まで生きるには2,000万円の資金が必要」という金融庁の報告書を、当時の財務大臣だった麻生太郎氏は、「政府のスタンスと異なる」と言って、受け取りを拒否したというニュースがありました。

 

麻生氏は、「世間に著しい不安や誤解を与えており、これまでの政府の政策スタンスとも異なる」と述べて、正式な報告書としての受け取りを拒否したのです。

 

件の金融庁が発表した「老後95歳まで夫婦で暮らしていくのに2,000万円の金融資産が必要」の根拠は、以下の通りです。

 

平均的な収入で男性が65歳、女性が60歳以降年金のみで暮らしていくには、毎月約5万円が不足する。つまり30年間暮らしていくには、毎月5万円×12ヶ月×30年=1800万円 不足する」という計算で、約2,000万円の貯蓄があれば、それを切り崩しながら生活していけるという試算です。

 

この背景には、金融庁が、高齢化の進む時代に一人一人が長寿に備えて資産形成に取り組む必要性を説いたということがあり、また日々の生活の支出も平均的な数値で算出しているため、2,000万円の貯蓄がないと絶対に生活ができないということではありません。

 

実際にどれくらいの蓄えがあればよいかの正解は分かりませんが、資産形成が大切なのは金融庁などが言っている通りだと思います。お金に余裕があるに越したことありませんよね。

 

 

介護福祉職はとても重要な仕事ですが、平均年収が約350万円となっており、日本の平均年収である436万円を下回っているのは事実です。

 

そこで今回は介護福祉職がどうやったら資産を増やしていけるか、以下の3点に絞って考えてみました。

Ⅰ給料を上げる

Ⅱ支出を減らす

Ⅲ資産運用する

順番に解説をしていきます。

 

 

Ⅰ給料を上げる

介護福祉職として給料を上げるには、

a.資格を取る

b.昇進・昇級する

c.副業をする

などの方法があります。

 

a.資格を取る

介護業界には給料アップが見込める資格が複数あります。

初任者研修

実務者研修

介護福祉士

介護支援専門員

社会福祉士

などの資格です。資格があると転職やキャリアアップに、また、処遇改善加算や特定処遇改善加算では、介護福祉士を持っていると有利になることが多いです。そして、お給料だけでなく、スキルアップにもつながりますので積極的に取得の挑戦をしていきましょう。

 

b.昇進・昇級する

昇進・昇級を目指すのも給料アップのために重要です。昇進・昇級すると責任は重くなり業務量も増える可能性が高いですが、基本給が上がり、役職手当などによって給与アップが見込まれます。

注意点としては、現場の仕事とマネジメント層の仕事は異なりますので、自分にはマネジメントが向いているかどうかなどよく考えましょう。しかし、マネジメント経験を積むことでスキルが上がり、転職をする時に有利となるでしょう。

 

c.副業をする

副業することで収入を増やすという方法も選択肢として考えて良いと思います。

日本全体を見ると、まだまだ副業禁止の企業が多いですが、2018年1月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作成するなど、解禁される流れができつつあります。

介護福祉職の方に多い副業としては、他の「施設での夜勤勤務」や、「コンビニ等でのアルバイト」「覆面調査」「家事代行サービス」「在宅ワーク」などがあります。長期的に見てスキルアップにつながる副業であり、副業することで収入が増えるだけでなく、さまざまな知識や経験を積むことができ、本業に良い影響が期待できます。

もちろん、本業の事業所の就業規則を確認することが大前提ですし、また、確定申告をする必要があります。体力的、精神的な負担が大きくならないよう要注意です。

 

 

Ⅱ支出を減らす

続いては、「支出を減らす」という方法です。

節約できる金額には限度がありますが、やれば確実に成果につながります。

今回お勧めしたいのは、

a.「支出を記録をする」

b.「先取り貯蓄をする」

という方法です。

 

a.「支出を記録する」

ダイエットで体重を減らすのに、記録をすることが成功につながりやすいということはよく知られていますが、支出を減らす上でも記録をしていくことはとても効果的です。家計簿のように細かくつける必要はありません。ひたすら支出を書き出していくだけでOKです。

自分が何にお金を使っているかということをまずは把握しましょう。無駄遣いを発見でき、結果支出を減らすことにつながります。

ポイントとして、固定費を見直すということがあります。家賃や電気代、生命保険の見直し、携帯電話を格安SIMに変えるなど、大きな固定費の削減の結果、月10,000円以上の節約ができた、その10,000円をb.でお話しする「先取り貯蓄」に含め、毎月15,000円以上を貯蓄へ回せたという人もいます。

15,000円が無理でも、2,000円、3,000円でも節約できれば、年に24,000円、36,000円が貯蓄へと回せます。「コツコツの力」がもたらす効果は絶大です。

 

b.「先取り貯蓄をする」

あまったら貯金に回す、という貯蓄の仕方はほぼ成功しません。残らないことの方が多いのです。あらかじめなかったものとして貯金額を決めてしまい、給料から自動的に定期預金、投資信託などへ積み立ててしまうのも効果的です。なければ使えないので、残りの金額でやりくりするしかなくなります。貯蓄せざるを得ない状況を最初に作ってしまいましょう。

 

 

Ⅲ資産運用する

そして最後にご紹介をするのが資産運用です。

資産運用とは自分が持っているお金を株式や投資信託などに投資運用することで効率的に増やしていく方法です。

投資というとマイナスのイメージを持つ人もいるかもしれませんが、堅実な運用方法を選択し、長期的に運用していけば年利数%でお金が増えていきます。

例えば、インデックス系の投資信託だと10年くらい何もせずに放っておいてもプラスになることがほとんどです。

 

もちろん資産運用にはメリットとデメリットがあるので、しっかり確認をすることが大切です。

 

資産運用のメリットとして、時間が味方してくれます。
ゆっくりですが複利(元本についた利子に対してさらに利子がつくこと)でお金が増えていく可能性があるということです。

30歳から始めれば、60歳~65歳までに30年以上あります。40歳の人でも20年以上、50歳の人だって10年以上あるのです。

この複利は、投資期間が長ければ長いほどお金が増えやすい傾向にあります。b.の先取り貯蓄で先取りしたお金を株式や投資信託で運用することで資産を増やすということも良い方法ではないかと思います。

 

反面、当然デメリットもあります

デメリット1.

資産運用に回したお金はすぐには引き出せない

銀行に預金したお金とは違い、資産運用に回したお金というのはすぐに引き出して使うことはできません。株式、投資信託などの金融商品を現金化してから引き出す、という手順を踏まなければなりません。また、不動産などすぐに売却が難しいものについては、現金化まで時間がかかることもあるでしょう。

デメリット2.

買った株式や投信が投資金額よりも減ってしまう可能性がある

投資信託など堅実なものは長期で保有していれば増える可能性が高いですが、いざ使おうというときに減っていることも十分考えられます。

資産運用するお金は生活に必要な資金以外のお金にしましょう。

また、巷には多くの詐欺案件が出回っています。「短期間で30%の利回り!」や「1日10分で月10万円が受け取れる」などといった案件には手を出さないことが賢明です。

資産運用は自己責任、ということを肝に銘じて、自分自身でリスクを知り、リスクを取れる範囲で行いましょう。

 

 

以上、介護福祉職の資産形成について3つの点から考えてみました。それぞれどなたでも簡単に始められる方法です。早く始めれば始めただけお金を増やせる方法でもあります。やってみよう、やってみたいと思った方は、さっそく今日からやってみませんか?

 

読んでいただきありがとうございました。それではまた!

 

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