《2022年》第34回(令和3年度)介護福祉士国家試験対策~過去問題解説⑩~

2022.01.03掲載
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お役立ち情報

来年の1月に第34回(令和3年度)介護福祉士国家試験の筆記試験が予定されています。出題傾向の高い過去問題を取り上げ解説してみましたので、隙間時間を利用して繰り返し読んでいただき、皆さんの試験対策に少しでもお役に立てれば幸いです。すでに資格を持っている方は、これを機会にぜひ復習をしてみてはいかがでしょうか。

 

参考サイト:社会福祉振興・試験センター
http://www.sssc.or.jp/kaigo/tetsuzuki.html

 

今回の過去問題は、「介護課程」について取り上げました。

利用者の状況・状態に応じた「介護課程」の中から、過去問題を4問解説していますので、試験までに語句の意味や技法の種類、考え方などについて理解をしておきましょう。

 

 

 

《過去問題&答え&解説》

 

【介護課程の意義】

【問題1 介護課程の意義と目的】

介護過程の目的に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1利用者の自立を支援する。

2画一的に介護を実践する。

3介護福祉職の尊厳を保持する。

4家族介護者の自己実現を図る。

5経験則に基づいて介護を実践する。

 

答え:1 利用者の自立を支援する。
解説:問題文の記述の通りです。

 

×2画一的に介護を実践する。
解説:画一的ではなく、その人に適した介護(個別ケア)を提供する。

 

×3介護福祉職の尊厳を保持する。
解説:介護福祉職ではなく、利用者の尊厳を保持する。

 

×4家族介護者の自己実現を図る。
解説:家族介護者ではなく、利用者の自己実現を図る。

 

×5経験則に基づいて介護を実践する。
解説:経験則ではなく、客観的で科学的な思考によって根拠に基づく介護を実践していく。

 

【介護課程の展開】

【問題2 情報収集における留意点】

利用者の情報収集における留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1生活歴は、介護福祉職からの主観的判断を優先する。

2生活機能は、他職種からの情報も活用する。

3発言内容は、介護福祉職の解釈を加える。

4経済状況は、近隣住民の情報から推測する。

5心身機能は、利用者への聞き取りによって判断する。  

 

答え:2 生活機能は、他職種からの情報も活用する。
解説:問題分の記述の通りです。

 

×1生活歴は、介護福祉職からの主観的判断を優先する。
解説:生活歴は、介護福祉職の判断ではなく、利用者やその家族から得られる情報を優先する。

 

×3発言内容は、介護福祉職の解釈を加える。
解説:利用者の発言内容は、介護福祉職の解釈を加えることなく、そのまま主観的情報として収集する。

 

×4経済状況は、近隣住民の情報から推測する。
解説:経済状況は利用者やその家族から得られる情報(不動産や貯蓄の有無など)をもとに把握する。

 

×5心身機能は、利用者への聞き取りによって判断する。
解説:利用者の心身機能は、利用者からの聞き取りだけで判断するのではなく、主治医や利用者の家族から得られる情報や、健康状態に関するデータなどの客観的情報も考慮し、総合的に判断する。

 

 

【アセスメント】

【問題3 アセスメント】

利用者のアセスメント(assessment)に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1利用者本人の希望に沿った情報を収集する。

2家族のニーズを優先させながら情報を収集する。

3介護福祉の知識を活用して情報を解釈する。

4生活課題を明確にした後で情報を関連付ける。

5利用者の情報を整理た後で要望を聞く。

 

 

答え:3介護福祉の知識を活用して情報を解釈する。
解説:的確な情報収集には、介護福祉職としての知識が活用されるべきである。コミュニケーション力や情報分析力が必要である。

 

×1利用者本人の希望に沿った情報を収集する。
解説:利用者の希望に沿った情報収集では、偏った情報になりがち。あくまでも客観的な情報が基本である。利用者の希望は主観的情報として必要なものだが、これらは到達目標、あるいは克服課題として、介護計画の中に含める。

 

×2家族のニーズを優先させながら情報を収集する。
解説:介護課程は利用者の自立支援のために展開されるものであり、家族のニーズを優先させるのは不適切である。

 

×4生活課題を明確にした後で情報を関連付ける。
解説:情報収集する過程で、生活課題が明らかになる。

 

×5利用者の情報を整理た後で要望を聞く。
解説:情報収集過程そのものが、要望(生活課題)を明らかにする過程である。

 

【介護計画の立案】

【問題4 介護計画の立案】

介護計画の立案に関する次の記述のうち、、最も適切なものを1つ選びなさい。

1以前の介護計画は考慮せずに立案する。

2現実的で実践可能な内容にする。

3介護福祉職の望む利用者像を目指す。

4本人や家族の希望と乖離しても良い。

5安全性よりも効果を優先する。

 

答え:2 現実的で実践可能な内容にする。
解説:介護計画は、具体的な支援内容、方法を折り込み、実現可能な内容にすべき。

 

×1以前の介護計画は考慮せずに立案する。
解説:以前の介護計画による到達点を評価し、内容を見直して新たな計画立案に活用すべき。

 

×3介護福祉職の望む利用者像を目指す。
解説:介護支援は、利用者主体であることから、介護福祉職の望む利用者像を目指すのは不適切。

 

×4本人や家族の希望と乖離しても良い。
解説:介護計画は、利用者の克服課題が中心になるが、家族の課題も含まれる。本人と家族の希望(到達目標)が乖離した計画は不適切である。

 

×5安全性よりも効果を優先する。
解説:利用者の自立支援において、安心安全が大前提であり、最優先されるべきこととなる。効果が優先されるべきではない。

 

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介護福祉士国家試験に限らず、有効な試験勉強として、何度も繰り返し読むということが挙げられます。また、反復しながら読んでいくと、読んだことが脳細胞に刻み込まれて、より記憶が定着しやすいそうです。

例えば、今日、対策①、②、③を読んだら、明日は、②、③、④を読む、その翌日は、③、④、⑤、その次の日は、④、⑤、⑥、その次の日は・・・という風に、読み進めていくと、いつの間にか覚えているそうです。

受験生の皆さんも、何度も繰り返し読んで覚えてみてくださいね。すでに資格を持っている方は、復習の意味で活用していただければ幸いです。大阪介護転職ネットは、皆さんを全力で応援します!