柔道整復師を知っていますか??

2021.10.04掲載
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皆さんは、「柔道整復師」という資格や職業のことを聞いたことはありますか?聞いたことがあっても、いったいどんな仕事をしているのか明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

今回は、柔道整復師はどんなことをする仕事なのか、どうすればなれるのか、給与はどれくらいなのかなど、皆さんの疑問について調べてみました。これから資格の取得を目指す方や、興味のある方はぜひ、ご一読ください。

 

『柔道整復師とは?』

柔道整復師とは、「柔道整復を業として行うことができる国家資格、また、その国家資格を持つ人のこと」と定義されています。(ちなみに英語では「Judotherapist」と日本柔道整復接骨医学会やWHO憲章で定義されていますが、外国人の友人には通じず、Bonesetterと説明したら分かってもらえました)

では、「柔道整復」とは何でしょう?

日本に昔から伝わる武術のひとつである「柔術」は、相手を殺傷する「殺法」と、傷ついた人を蘇生・治癒する「活法」に分かれています。

その後、殺法と活法は進化して、現在「殺法」はスポーツ競技の柔道として受け継がれ、「活法」は負傷者に施す治療法のひとつとして受け継がれています。そしてこの進化した「活法」が「柔道整復術」と呼ばれるものです。

『柔道整復師の就業場所は?』

柔道整復師とは、簡単に言うと、整骨院や接骨院の先生ということになります。他には、スポーツトレーナーや機能訓練指導員として、整形外科で働く人などもいます。

『柔道整復師の仕事内容は?』

柔道整復師は、骨折、打撲、脱臼、捻挫、肉離れ、筋健などの治療ができる資格で、それらの治療が主な仕事の内容です。

マッサージやストレッチなどのリラクゼーション目的の慰安行為と違い、柔道整復師は国家資格であり、国が認めた医療行為が行えます。

健康保険を通して治療ができる場合もあります。健康保険が適用される治療には、「骨折、不全骨折(ひび)、脱臼、打撲、捻挫」の5つの怪我に限られています。

また、この資格には開業権もあるので、整骨院や接骨院を開院することが出来ます(整骨院と接骨院に違いはありません。呼び方が違うだけです)。

骨、腱、関節、筋、人体などに急性の外力が加わって発症する、骨折・打撲・捻挫・脱臼などの損傷に対し、「非観血的療法(出血を伴わない治療)」により、「整復・物理療法・手技・固定」などを行い、人間が持つ自然治癒力を最大限に発揮させる治療をします。

しかし、出血しているものや手術が必要なレベルのもの、内科系、神経系、精神系が原因となる不調は、柔道整復師の範疇を超えるので、医者に任せます。

『柔道整復師になるためには?』

柔道整復師になるためには、柔道整復師養成施設となっている厚生労働大臣が認定した専門学校(3年制以上)または、柔道整復学科のある文部科学大臣が認定した4年制大学か3年以上の短期大学に進学して、骨と関節、筋肉などの人体の仕組み全般から、生理学や病理学、解剖学などを学びます。

柔道と整復の認定実技試験に合格すると、国家試験の受験資格を得られます。国家試験は筆記試験のみで、年に1回、毎年3月に全国の主要な都市で行われます。

国家試験の教科数は11教科あります。

生理学・病理学概論・一般臨床医学・整形外科学・柔道整復理論・解剖学・運動学・衛生学・外科学概論・リハビリテーション学・関係法規です。問題総数は200問以上で、マークシート方式です。

すべて暗記科目なので暗記するのが大変ですが、覚えてしまえば怖いものはありません。

『柔道整復師の給与は?年収はどれぐらい?』

平均年収は、300万円から700万円未満と言われています。初任給は20万円弱から25万円くらいで、勤務先の待遇によって、昇給により年々アップしていく場合もあれば、個人営業での売上げでかなりの年収を得ている人もいます。

法人化していて各地に就業場所となる施設や店舗を展開しているところは、待遇が良い傾向にあるようです。

病院やデイサービスなどは、就業時間が決まっていることや、賞与や有給休暇などの制度がきちんとしていますので、仕事をする上で環境が良いと言う声が多いです。

個人営業の場合は、賞与や有給はありませんし、就業開始時間を朝早くからにしたり、診療後は勉強会や技術練習などをするところもあります。

一見大変そうですが、固定の患者さんができるとかなりの年収を得ることができます。

また、院長として雇われた場合、月給25,6万円から40万円弱が可能で、そこからノルマに対する成果による歩合が多いようです。共同経営やマネジメントに関われれば、もっと増えるでしょう。

 

『柔道整復師は人から感謝されてやりがいのある仕事』

整骨院や整体院、病院の整形外科を訪れる患者さんは、不調や痛みを抱えて来院します。一刻も早く痛みを取り除いてほしい、早く楽になりたい、と思っています。

柔道整復師はその期待に答えるため、常に一生懸命仕事に取り組み、患者さんに喜んでもらうことが使命です。そのためには、最新の治療法や技術を学び続ける姿勢や、多くの症例を知り、自分の技術を磨くことが大切で、それがそのままスキルに反映される仕事です。技術を磨けば磨くほど、自信をもって仕事に向き合うことができる職業でもあります。

あちこち動くたびに痛い、痛い、と言っていた高齢者の方々から、「良くなったよ、ありがとう」という感謝の言葉をもらったときや、部活を頑張っているスポーツ少年の力になれた時など、その笑顔にとてもやりがいを感じられる仕事だと言えます。

何か手に職をつけたいな、と考えている人は、この「柔道整復師」という資格について考えてみませんか?また、これからこの資格を取りたいと考えている人、すでに資格を持っていて転職を考えている人などは、「大阪介護転職ネット」をぜひご覧ください。きっとあなたの役に立つ情報があります。