映画「ハッピーエンドの選び方」に見る、認知症と介護と人としての尊厳
こんにちは。大阪介護転職ネットです!
皆さんは「ハッピーエンドの選び方」という映画を観たことがあるでしょうか。
2014年のイスラエル・ドイツ合作の映画です。
未見の方のためにネタバレなしでこの映画を紹介すると、
人生の最期を自分らしく迎えるにはどうするかということがテーマで、第71回ベネチア国際映画祭で観客賞を受賞した作品です。
老人ホームに妻のレバーナと一緒に暮らすヨヘスケルの趣味は、ホームの友人たちの毎日をちょっとだけ便利にするため、日々ユニークな発明をすることです。
ある日、病気で苦しむ親友から、もう延命治療はしたくない、苦しまずに自分の死にたいときに死ぬことが出来るようにしてくれ、と頼まれ安楽死できる装置を作ります。
そんな中、ヨヘスケルの愛する妻レバーナが認知症と診断され、日に日に人としての尊厳を失っていきます。ヨヘスケルは、最愛の妻の最期をどう迎えるかという現実と、嫌でも向き合うことになります。
安楽死できる装置、現在の日本ではちょっと考えにくい設定ですね。
でも、観終わった後、身につまされました。重いテーマで考えさせられました。
映画の序盤は、セリフが面白く、テンポが良く、俳優さんたちのコミカルな演技もあって、笑えるシーンがたくさんあったのですが。
私自身がレバーナだったらどうするだろう?ヨヘスケルだったら?娘の立場だったら?
考えてもこれだという答えは見つかりませんでした。
誰しも考えたくないというのが正直な気持ちではないでしょうか。
このような状況になった時、家族同士で話し合いをするのはもちろんですが、第三者に同席してもらって話すとより建設的な話し合いができ、良い解決策に結びつくことが少なくありません。
現在では、認知症の人たちを介護、介助している介護福祉士やケアマネージャー、そういったプロフェッショナルの人たちに相談するのが常識という考え方の人が増えています。
超高齢化社会を迎える日本では、年々この介護に携わる人たちの需要が高まっています。
資格を取ったり、転職活動を開始するのは今が良いタイミングなのかもしれません。
自分自身のこれからに、良い学校選び、良い転職サイト選びはとても重要です。
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