介護職員初任者研修と実務者研修!転職を機に取得するならどちらがいい?

2024.06.10掲載
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皆さんこんにちは、 大阪介護転職ネット です。転職先をお探しの皆さんの中には、少し前まで無資格で働いていた、あるいは旧ヘルパーの資格で仕事を始めて以降、他の資格は取得していないという人もいるのではないでしょうか。2024年4月以降、「認知症介護基礎研修」の受講が義務化されたこともあり、転職を機に資格を取っておこうと考えている人もいるかもしれませんね。そこで、今回は転職を機に取得するなら介護職初任者研修と実務者研修のどちらがいいかというお話をします。

2つの資格の共通点と相違点

2つの資格には共通している点と異なっている点があります。何が共通していて、何が違っているのかをまず確認しておきましょう。

 

2つの資格の共通点

初任者研修も実務者研修も国家資格ではなく公的資格であるという点が共通しています。しかし、どちらも介護の現場で働くために必要な知識と技術を身に付けるために、厚生労働省が認定した施設で行われる研修です。そのため、介護の現場で働くために必要な知識や技術を正しく身に付けたという証明になります。履歴書に書ける資格であり、施設によっては待遇を決める基準にもなるものです。

 

この2つの資格には、研修で学ぶカリキュラムにも共通点があります。9つの科目が共通しているため、初任者研修の上位資格が実務者研修という認識でよいでしょう。先に初任者研修を取得してれば、実務者研修を取得する際には免除される科目があるということになります。ただし、初任者研修も実務者研修も受講要件がないため、いきなり実務者研修を受けることも可能です。初任者研修で学ぶ内容を実務者研修の方でも学べるからです。

2つの資格の相違点

実務者研修の方が圧倒的に学ぶ内容が多く、研修時間が長いという点は大きな違いといってよいでしょう。初任者研修は9科目で所要時間は130時間ほどですが、実務者研修は20科目450時間と3倍以上のことを学ばなければなりません。しかし、その分実務者研修を修了すると現場でできることが増えます。

 

それ以外の違いを挙げるなら、初任者研修には修了試験があるのに対して、実務者研修にはないということや、実務者研修は介護福祉士の受験資格なのに対して、初任者研修は受験資格にならないという点などになるでしょう。

初任者研修と実務者研修どちらを受けるのがおすすめ?

初任者研修と実務者研修のどちらがよいと感じるかは人によって違います。どちらの資格を取得しても現場で働けるため、どのような人にどちらが向いているかという見方をした方がよいかもしれません。

 

初任者研修の取得が向いている人

初任者研修を取得すれば、とりあえず資格ありという形で介護の現場で働けます。ですから、短期間でなおかつ費用をあまりかけずに資格を取得したいという人は初任者研修を受けた方がよいでしょう。また、現場での実務を通して少しずつ知識や技術を磨いていきたいという人も初任者研修から始めた方がよいかもしれません。

 

実務者研修の取得が向いている人

将来介護福祉士の国家資格を取ろうと考えている人は、実務者研修の修了が受験要件に含まれているので、最初から実務者研修を狙うのが近道になります。できるだけ早くサービス提供責任者として働きたいという人も最初から実務者研修を目指した方がよいでしょう。

 

また、既に旧ヘルパー2級を取得している人は、初任者研修を改めて受けるよりも、実務者研修を受けることをおすすめします。ハローワークを通じてハロートレーニングとして受講する場合も、実務者研修を選ぶ方がよいでしょう。テキスト代は自己負担ですが、受講料は無料なので、将来上位の資格を目指すなら、費用の節約になります。

いかがでしたか。転職に向け資格を取得するなら、初任者研修がよいか実務者研修がよいという話をしました。どちらも介護の職場で仕事をするのに役立つ資格ですから、今後どのような働き方をしたいかを考えて、自分に合う方を選んでください。どうしても自分ではどちらを選んだらよいかわからないというのであれば、 大阪介護転職ネット に相談してください。経験豊富なキャリアアドバイザーがあなたの話に耳を傾け、どちらがよいかアドバイスをくれるはずです。